メッツォ、フィンランド・タンペレの技術センター第2期建設を決定

・総額2億ユーロ超の大型投資を推進

メッツォ(Metso):2026年6月2日

メッツォは、フィンランド・タンペレ市ラフデスヤルビ(Lahdesjärvi)で建設を進める「ロコモーション技術センター(Lokomotion Technology Center)」の第2期計画に着手することを決定したと発表した。第2期では新たな破砕機工場を建設し、投資額は約6,000万ユーロ(約111億円、185円換算)となる。第1期と合わせた総投資額は2億ユーロ超となり、同社の骨材ソリューション事業における生産・供給能力の強化を図る。

ロコモーション技術センターは、骨材および砂の生産向け技術、機器、部品の設計・試験・製造を一体化した最新の生産・技術拠点として整備される計画。資源効率に優れた施設として構築され、2030年代初頭の全面完成を見込んでいる。

メッツォの骨材事業部門プレジデントであるマルック・シムラ(Markku Simula)氏は、「ロコモーション計画の第2期開始はラフデスヤルビ技術センター全体の機能をさらに強化し、新しい近代的な施設で破砕機の生産を開始する基盤となる。総額2億ユーロを超える重要な投資であり、世界的な供給能力を高めるとともに、骨材ソリューション市場におけるリーダーとしての地位を支える」と述べた。

また同氏は、「メッツォは長年にわたりタンペレ地域の産業発展に貢献してきた。ロコモーション技術センターは今世紀におけるタンペレ最大級の産業投資であり、地域の産業エコシステム発展に重要な役割を果たす。人材育成や雇用創出、持続可能な産業成長を後押しする」としている。

第2期工事は2026年6月に造成工事から着工する。現在建設中の第1期施設に加え、新たな破砕機工場を整備するもので、新工場での破砕機生産開始は2028年秋を予定している。第1期工事と並行して建設を進め、段階的な稼働開始を図る。

技術センター全体の延床面積は約6万6,000平方メートルで、このうち第2期分は約1万2,000平方メートルを占める。

一方、第1期工事は2024年6月に着工し、計画通り進行している。2027年8月の完成を予定しており、自走式破砕機・選別機「ロコトラック(Lokotrack)」シリーズ向けの組立・試験設備や倉庫設備を整備する。現在は建築設備工事や構造工事が進められており、新工場でのロコトラック生産開始は2027年第3四半期を計画している。

第1期投資額は約1億5,000万ユーロで、2026年4月末時点までに約7,000万ユーロを投じている。

なお、同社は現在タンペレ市ハタンパー(Hatanpää)地区で運営している骨材事業拠点「ロコモ(Lokomo)」について、新技術センターへの移転を段階的に進める方針。移転完了後は、保有するハタンパー拠点および建物の売却を計画している。

メッツォは、骨材、鉱物処理、金属精錬産業向けの持続可能な技術やサービスを展開するフィンランドの産業機械メーカー。2025年末時点の従業員数は約1万8,000人、売上高は約53億ユーロ。フィンランド・エスポー(Espoo)に本社を置き、ナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に上場している。

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