・短期立ち上げと品質向上へ
プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies):2026年6月3日
プライメタルズ テクノロジーズは、首鋼グループ傘下の首鋼冷延有限公司(北京・順義)が保有する連続酸洗・タンデム冷間圧延ライン(PLTCM)の自動化システム更新工事を受注した。完工は2026年8月を予定している。
今回のプロジェクトでは、同ラインのレベル1およびレベル2システムを刷新し、自動化インフラの強化を図るとともに、主要ドライブの一部更新も実施する。長期的な信頼性確保と最大稼働率の実現が狙い。
更新後のレベル2には、高度なプロセスモデルと改良型データ管理システムを導入。制御精度の向上やプロセスの安定化を通じて、製品品質の均一化を図るほか、システム寿命の延長、保全作業の簡素化、操業コスト低減にも寄与する見込みだ。これにより、自動車・家電向け高級冷延鋼板の生産体制を強化し、同分野での競争力向上を後押しする。
また、更新に伴うダウンタイムの最小化も本案件の重要テーマとなる。プライメタルズ独自のソフトウェア「Chart Converter」を活用し、既存機能の同等性を維持したままTIA S7-1500プラットフォームへ自動移行することで、リスクを抑えた短期間での立ち上げを可能にする。これにより、フル生産への早期復帰とコスト効率の高い移行を実現する。
首鋼冷延有限公司は、中国有数の鉄鋼メーカーである首鋼グループの中核企業で、北京・順義を拠点に自動車および家電向け高級冷延鋼板の製造を手掛ける。一方、プライメタルズ テクノロジーズは三菱重工グループ傘下の総合エンジニアリング企業で、鉄鋼・非鉄分野におけるプラント建設や自動化、デジタル化ソリューションをグローバルに展開している。
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