日揮、カナダLNG Canada第2期拡張計画のEPC先行役務を受注

・LNG生産能力を年産2,800万トンへ倍増

日揮ホールディングスは6月2日、海外EPC事業会社の日揮グローバルが米フルア(Fluor Corporation)と共同で、カナダのLNG Canada社が計画する「LNG Canada第2期拡張プロジェクト」のEPC先行役務(LNTP:Limited Notice To Proceed)を受注したと発表した。最終投資決定(FID)後の本格的なEPC契約に先立ち、設計や調達準備などの先行業務を実施する。

受注したプロジェクトは、カナダ・ブリティッシュコロンビア州キティマット地区で操業を開始したLNG Canadaプロジェクト第1期に隣接する敷地で進められる大型LNG拡張計画。FIDが実施された場合、液化設備などを増設し、現在年産約1,400万トンのLNG生産能力を約2,800万トンへ倍増する計画となっている。

LNG Canadaプロジェクト第1期は、日揮グローバルとフルアが共同でEPCを担当し、2025年に初出荷を達成した。年間700万トン級の液化系列2系列を備え、約1,400万トンの生産能力を有する北米有数のLNGプロジェクトとして、今後40年間にわたる操業が見込まれている。

今回の先行役務受注について日揮グループは、第1期プロジェクトで示した遂行能力や、両社がこれまで世界各地で大型LNGプロジェクトを成功裏に完工してきた実績が評価された結果としている。今後の本格的なEPC契約獲得に向けた重要なステップと位置付ける。

同グループは現在、アラブ首長国連邦向けルワイスLNG新設プロジェクト、マレーシア向けニアショアFLNGプロジェクト、モザンビーク向けFLNGプロジェクト先行役務など複数のLNG案件を遂行中。また、モザンビーク向けロブマLNGプロジェクトやインドネシア向けアバディオンショアLNGプロジェクトの基本設計業務も担当している。

日揮グループは、LNG関連事業を通じてエネルギートランジションの推進と環境負荷低減に貢献するとともに、グループパーパスである「Enhancing Planetary Health」の実現を目指すとしている。

■受注概要

・案件名:LNG Canada第2期拡張プロジェクト EPC先行役務(LNTP)

・発注者:LNG Canada社

・事業主体:シェル、ペトロナス(PETRONAS)、中国石油天然气(CNPC)、三菱商事、韓国ガス公社(KOGAS)によるジョイントベンチャー

・建設地:カナダ・ブリティッシュコロンビア州キティマット地区

・受注者:日揮グローバル、フルア(Fluor Corporation)

・役務内容:LNGプラント拡張計画に関する設計、機材調達、建設工事(EPC)の先行役務

・計画内容:液化設備などを増設し、生産能力を年産約1,400万トンから約2,800万トンへ拡大

・備考:本格的なEPC実施は最終投資決定(FID)後を予定

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