・高所作業建設分野向けロボット開発を加速
ホロット(Haulotte) :2026年5月26日
高所作業車(MEWP)のグローバルリーダーであるホロットは、建設ロボティクス分野のディープテックスタートアップ、ビルダーアシスト(Builder Assist)と革新的なパートナーシップを発表した。両社は、建設現場で複数の複雑作業をこなすロボットアーム「サーフェスアシスト(Surface Assist)」を、ホロットの移動式高所作業プラットフォームに統合する開発を共同で進めている。
建設現場にロボットを本格導入 熟練工不足と危険作業の解消へ
サーフェスアシストの導入により、両社は建設業界が抱える深刻な課題——熟練労働者の不足、作業員の危険暴露、反復作業の負担、アクセス制約——への解決を目指す。
現在、複数のホロット製MEWPモデルにロボットアームを搭載し、実工事現場での実証試験を実施中。特に天井穴あけ作業や外壁処理(塗装・コーティング)など、反復性が高く身体的負担が大きい高所作業を中心に検証を進めている。
このパイロット艦隊を活用した実証フェーズでは、市場ニーズの確認と、アクセス機器にロボットを統合した際の運用価値評価を行う。
「建設ロボットが真に価値を発揮するのは、最も過酷で危険度の高い現場だ。ホロットとの協業により、高所作業の専門性とロボット技術を融合させ、本物の建設ユースケースに応えるソリューションを開発できることを嬉しく思う」と、ビルダーアシストの共同創業者兼CEOであるアルバン・ブリジー(Alban BRISY)氏は述べた。
AMBPRに続くロボット統合戦略の加速
今回の提携は、ホロットが推進する「MEWPのアクセス機能を超えた新用途拡大」というイノベーション戦略に完全に合致する。ロボット・自動化・デジタル技術を活用した新たな作業領域の開拓を加速させるものだ。
2020年より開始したAMBPR(Autonomous Mobile Blast Paint)との協業により、造船所での清掃・ブラスト・塗装作業向けロボットソリューションを既に実用化しており、ホロットは複雑・高リスク・到達困難な作業に対応可能なイノベーションパートナーとのエコシステム構築に注力している。
AMBPRの創業者ステファン・ルヌアール(Stéphane RENOUARD)氏は次のようにコメントした。「2020年以来のAMBPRとホロットの協業により、船舶・産業分野の大規模垂直面清掃・ブラスト・塗装に特化した独自のロボットソリューションが実現した。両社チームの強固な協力体制とホロット機器の信頼性により、過酷環境下での作業員安全向上と環境負荷低減に大きく貢献している。」
ホロットのイノベーションディレクター、フィリップ・リュミネ(Philippe LUMINET)氏は「埋め込み型ロボットは高所作業の可能性を大きく広げる。ビルダーアシストとの取り組みを通じて、アクセス技術と自動化、現場運用の深い理解を組み合わせ、工事現場で明確な価値を提供するソリューションを追求していく」と語った。
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