バルメットとリンデ、パルプ・紙産業向け電気駆動型CO₂回収ソリューションで協業

バルメット(Valmet) :2026年5月26日

バルメットとリンデ(Linde)は、パルプ・紙産業向けに電気駆動型炭素回収ソリューションの統合・最適化・提供に向けた協業を発表した。両社は、リンデの先進的なHISORP® CC CO₂回収技術と、バルメットが持つパルプ・紙生産プロセスにおける高い統合能力および深い専門性を組み合わせる。

この共同ソリューションは、蒸気やその他の熱エネルギーを必要とせず、効率的なCO₂分離を可能にする。これにより、余剰熱の少ない製紙工場や電化が進む工場においても炭素回収が実用的になり、既存の工場オペレーションへの柔軟な統合が期待される。
リンデ・エンジニアリングの吸着・膜プラント担当エグゼクティブディレクター、トビアス・ケラー(Tobias Keller)氏は次のように述べている。
「産業の脱炭素化において電化が重要な鍵となっており、炭素回収ソリューションもそれに適応する必要があります。HISORP®は蒸気を必要としない電気駆動型のCO₂回収技術であり、顧客は再生可能エネルギーを活用できます。バルメットとの協業により、この技術を工場レベルで効果的に統合し、パルプ・紙メーカーによる大幅な排出削減を支援します。」
一方、バルメットのパルプ・エネルギー・循環性担当環境ソリューション部長、ラリ=マッティ・クヴァヤ(Lari-Matti Kuvaja)氏はこう語る。
「パルプ・紙工場は炭素回収に大きな可能性を秘めていますが、成功にはプロセスに関する深い知見と工場レベルでの確実な統合が不可欠です。リンデとの協業により、電気駆動型CO₂分離技術と当社の排ガス調整および工場全体統合の専門性を融合させ、顧客の低排出化とカーボンニュートラル生産への移行をサポートします。」

■リンデ(Linde)について
リンデ(Linde)は、世界をリードする産業ガスおよびエンジニアリング企業。幅広い産業に対し、生産性・効率性・持続可能性を高めるガス、技術、サービスを提供している。同社の炭素回収ソリューションは、複数の産業分野における排出削減を支援するもの。

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