日立建機アメリカズ(Hitachi Construction Machinery Americas) :2026年5月19日
日立建機(Hitachi Construction Machinery)は、ザンビア(Zambia)の稼働中の銅鉱山において、バッテリー式リジッドダンプトラック「EH4000AC-3」の実証試験を25社を招集して実施した。同機はトロリー充電システムを組み合わせたもので、北米市場での導入拡大に向けた重要なステップとして注目されている。
試験では、バッテリー電気自動車(BEV)としてトロリー支援走行からバッテリー単独走行までをフルサイクルで実演。総走行距離は約4,000km(2,500マイル)、運搬総量は3万トンを超えた。実作業環境下でCO2排出量ゼロを達成したほか、加速性能の向上と騒音低減効果も確認された。
日立建機アメリカズ(Hitachi Construction Machinery Americas)のマイク・ホワイトロック(Mike Whitelock)鉱山部門ディレクターは、「北米において当社のバッテリー電気自動車とトロリーアシストシステムの実証が成功したことは非常に喜ばしい。技術は実用レベルに達しており、米国およびカナダの企業は燃料コスト削減と持続可能性向上を実現するこれらのシステムを自信を持って導入できる」とコメントした。
同機は、スイスに本拠を置く電化・自動化技術大手ABB(ABB)と共同開発。車両総重量に対するバッテリー重量の比率を最適化することで、積載量の最大化とコストパフォーマンスの向上を図っている。銅鉱山での実運用データは技術の実用性を裏付けており、2027年度(FY2027)中の北米市場での商用化に向けた動きが加速するとみられる。
鉱山業界では、適切な用途とエネルギー供給源のマッチングにより、燃料消費削減、コスト低減、生産性向上、環境負荷低減を同時に実現する可能性が広がっている。日立建機の今回の実証成功は、バッテリー式大型ダンプトラックの北米市場導入を後押しするものとして、業界の関心を集めている。
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