コネクレーンズ、RTG・RMG向け予知保全サービスをグローバル展開

・ヤードクレーン向け「Predictive Services」を拡充、設備稼働率向上と計画保全を支援

コネクレーンズ(Konecranes):2026年5月20日

コネクレーンズは、予知保全サービス「コネクレーンズ・プレディクティブ・サービス(Konecranes Predictive Services)」の対象を、ゴムタイヤ式門型クレーン(RTG)およびレールマウント式門型クレーン(RMG)へ拡大し、世界展開を開始したと発表した。港湾サービス事業「ポートサービス(Port Services)」の強化策の一環で、既にモバイルハーバークレーン「コネクレーンズ・ゴットワルド(Konecranes Gottwald)MHC」向けに導入している予知保全技術をヤードクレーン分野へ拡張する。

今回の対応により、ターミナル運営事業者は、より広範なコネクレーンズ製機器群に対してデータ分析を活用した保全戦略を適用できるようになる。従来の故障発生後に対応する「事後保全」と比較して、保守コストや予備部品在庫の削減につながるとしている。

同サービスでは、巻上モーターやトロリーモーター、ギヤボックス、ベアリングなど、重要回転部品に振動センサーを設置。ヤードクレーンの稼働率に大きな影響を与える部位を常時監視し、異常兆候を早期に検知することで、長時間停止の回避を図る。

取得した運転データはコネクレーンズ側で解析され、顧客は専用ポータル「ユア・コネクレーンズ(yourKONECRANES)」を通じて結果を確認できる。異常項目を抽出する「例外レポート」により、保全部門は重点的なメンテナンス対応が可能となり、ダウンタイム低減や部品計画の最適化につながるという。

ニコ・ザムツォウ(Nico Zamzow)ポートサービス担当シニアバイスプレジデントは、「RTGおよびRMGへのPredictive Services拡大は、世界中の顧客向けにデジタルサービスとライフサイクルサービスを強化する戦略の一環だ。技術、データ分析、設備知見を組み合わせることで、ターミナル運営者がより早い段階で対応でき、コネクレーンズ機器の性能をさらに引き出せるよう支援する」と述べた。

コネクレーンズは、デジタル化や技術開発への投資を進めるとともに、脱炭素化や循環型経済、安全性向上に対応したマテリアルハンドリングソリューションの強化を進めている。

コネクレーンズは、世界50カ国以上で約1万6500人を擁するマテリアルハンドリング機器メーカー。2025年の売上高は42億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に上場している。

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