ロボットメーカーFUJI、2026年3月期売上・利益が大幅増、ロボットソリューション事業が過去最高更新

ロボットメーカーのFUJIが5月14日に発表した2026年3月期連結業績は、売上高1,806億4,200万円(前期比41.8%増)、営業利益292億8,200万円(112.5%増)、経常利益312億9,100万円(104.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益157億3,300万円(44.3%増)と、売上・利益ともに大幅な増収増益となった。主力のロボットソリューション事業がAI関連需要の拡大を背景に大きく伸び、会社全体の業績を強く牽引した。

FUJI2025年度データ

■セグメント別業績

主力のロボットソリューション事業は、売上高1,687億3,700万円(前期比47.8%増)、営業利益336億2,300万円(105.7%増)と大幅増収増益。タイ・インドを中心としたアジア地域でAIサーバー関連の設備需要が高水準で推移したほか、ダイボンダを含む半導体関連需要も伸長した。「NXT R」や「AIMEX R」などの最新機種が好調に推移し、新規市場・顧客開拓も進んだ。

一方、マシンツール事業は売上高97億500万円(12.5%減)、営業損失1億700万円(前期は営業利益7億4,000万円)と減収減益。北米市場を中心に自動車関連の設備投資需要が低調に推移した。
受注高は前年を大幅に上回る2,074億2,900万円となり、特にロボットソリューション事業で1,971億5,100万円を記録。受注残高も651億3,300万円と過去最高水準に積み上がった。

■今後の見通し
今後の見通しについては、中東情勢をはじめとする地政学リスクの長期化や為替変動などにより、世界経済の先行きは不透明な状況が続くと見込まれる。

その中でも、同社は主力の電子部品実装ロボットを手掛けるロボットソリューション事業において、AI関連やデータセンター需要、自動車の電動化・高度化などの成長分野を捉えた製品開発と提案力を強化し、積極的な営業活動を展開する方針。一方、マシンツール事業はターンキーソリューション事業の強化により収益基盤の安定化を図る。

2027年3月期の連結業績予想(2026年4月~2027年3月)は以下の通り。
売上高 2,110億円(前期比16.8%増)、営業利益 436億円(48.9%増)、経常利益 443億円(41.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益 330億円(109.7%増)。
また、配当については当期の年間配当を90円(前期80円)、次期は190円(中間95円、期末95円)とする方針を発表した。

FUJIの2026年3月期決算短信

決算説明資料