村田機械、2026年3月期は売上高5,208億円で微減、半導体自動化需要は堅調もコスト増で減益

村田機械(京都市伏見区)は6月2日、2026年3月期の連結決算を発表した。売上高は前期比1.0%減の5,208億円、営業利益は同5.9%減の876億円、経常利益は同2.6%減の1,097億円、当期純利益は同5.0%減の685億円となった。半導体産業向け搬送システムなど自動化投資需要に支えられ売上は前期並みを維持したものの、部材費や固定費の増加が利益を圧迫した。

■部門別業績
クリーンFA(クリーンルーム用自動化機器)は前期比6%減の2,227億円とやや減少したものの、売上全体の約43%を占める主力事業として堅調に推移。L&A(ロジスティクス&オートメーション)は1,222億円(同0%)と横ばいだった。

一方、繊維機械は9%増の1,090億円と回復。工作機械は359億円(同3%減)、情報機器は160億円(同5%増)だった。

■地域別売上高

日本は1,365億円(前期比2%増)と微増。アジアは2,626億円(同2%減)となり、全体の50%を占めた。アメリカは789億円(同11%増)、欧州は299億円(同7%減)となった。

■2027年3月期見通し
旺盛な自動化・省人化投資需要を背景に、大幅増収増益を見込む。売上高は前期比33%増の6,935億円、営業利益は同21%増の1,060億円、経常利益は1,070億円、当期純利益は690億円を計画する。

同社は「ここ数年取り組んできた増産投資も寄与する」と説明。中東情勢の影響は織り込んでいない。設備投資は373億円を計画し、増産対応や設備更新、IT関連投資を進める。想定為替レートは1ドル145円、1ユーロ175円。

■決算短信要約

  • 売上高:5,208億円(▲1.0%)
  • 営業利益:876億円(▲5.9%)
  • 経常利益:1,097億円(▲2.6%)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益:685億円(▲5.0%)

■決算ハイライト抜粋

  • 設備投資実績:144億円(前期159億円)
  • 期中平均為替レート:1ドル150.23円、1ユーロ173.79円

村田機械は自動化需要の拡大を追い風に、2027年3月期に過去最高益更新を目指す姿勢を鮮明にした。

村田機械の2026年3月期決算短信

決算ハイライト