英JCB、新型バックホーローダー「3CX サイトマスター(3CX Sitemaster)」投入

・5万5,000ポンドの戦略価格で新規顧客開拓、レンタル需要も狙う

JCB:2026年5月12日

JCBは5月、英国市場向けに新型バックホーローダー「3CX サイトマスター(3CX Sitemaster)」を発表した。価格は5万5,000ポンド(約1,172万円、213円換算)に設定し、起業家や小規模事業者向けに導入しやすい仕様としたほか、レンタル会社向けにもコストパフォーマンスの高い機種として提案する。JCBファイナンスを利用した場合、週271ポンド(57,723円)から導入可能としている。

JCBは1953年に世界初のバックホーローダーを発売して以来、同分野で世界トップシェアを維持している。今回の新モデルは、同社の主力「3CX」シリーズの新たなエントリーモデルとして位置付けられる。

新型「3CX サイトマスター」は、EU Stage V排ガス規制に適合するJCB製3.0リットルディーゼルエンジンを搭載。最高出力55kW(74hp)、最大トルク440Nmを発生する。DEF(AdBlue)を必要としないため、運用コスト低減にも寄与する。

トランスミッションは4速マニュアル式で、最高速度は40km/h。6-in-1バケット(容量1.0立方メートル)と一体型フォークを標準装備したほか、サイドシフト式エクステンディングディッパー、サーボ式掘削操作、掘削位置復帰機能「リターン・トゥ・ディグ」、エアコン、LED作業灯、車両管理システム「ライブリンク(Livelink)」などを採用した。

また、ブレーカーやチルトグレーディングバケットなど各種アタッチメントに対応するため、単動・複動補助油圧回路を標準装備。多用途性を高めた。

JCBセールスマネージングディレクターのティム・バーンホープ(Tim Burnhope)氏は、「JCBのバックホーローダーは30年以上にわたり世界市場をリードしてきた。新型3CX サイトマスターは、高い投資対効果を実現するコスト効率の高いモデルであり、英国および欧州市場に新たな機会を提供する」とコメントした。

さらに同氏は、「現在8トンクラスの油圧ショベルとダンプトラックを組み合わせて使用している顧客にとって、3CX サイトマスターは複数機械を1台で代替できる魅力的な選択肢になる。レンタル会社にも適したモデルだ」と述べた。

■上位モデル「3CX Plus」「3CX Pro」も展開

JCBは今回の新モデルに加え、上位機種「3CX プラス(3CX Plus)」および「3CX プロ(3CX Pro)」も展開している。

「3CX プラス」は、4.8リットル・81kW(109hp)の「JCB ディーゼルマックス(JCB DieselMax)」エンジンを搭載。6速オートシフトトランスミッションとトルクロック機能を採用し、最大516Nmのトルクを発生する。サーボ操作またはマニュアル操作を選択可能で、プレミアムキャブや各種オプション装備にも対応する。

最上位機種「3CX プロ デュアルドライブ(3CX Pro Dual Drive)」は、最高速度50km/hを実現。JCB独自の「デュアルドライブ(Dual Drive)」システムを搭載し、オペレーターが後方を向いたまま走行可能となる。溝掘削や土工作業時の疲労軽減や作業効率向上を図る。

JCBは、新型3CX サイトマスターを通じて、新規参入事業者から既存レンタル会社まで幅広い需要獲得を目指す。

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