コネクレーンズ、北米で初の電動フォークリフトをチャーチ・ブラザーズ・ファームズに導入

コネクレーンズ(Konecranes):2026年5月11日

コネクレーンズは、米国カリフォルニア州にあるチャーチ・ブラザーズ・ファームズ(Church Brothers Farms)の入出荷・冷蔵保管施設に、電動フォークリフト「E-VER 17-1200 C」2台を導入した。これは同社にとって北米市場における電動フォークリフトの初導入事例となる。車両は2026年第1四半期に納入され、すでに稼働を開始し日常運用に入っている。

チャーチ・ブラザーズ・ファームズは、カリフォルニア州、アリゾナ州およびメキシコ北部・中部にわたり広大な農地を有する青果物の生産・出荷企業。カリフォルニア州サリナスの受入・冷蔵施設では、今回導入されたコネクレーンズ製電動フォークリフトが搬入貨物の荷下ろしおよび倉庫・冷蔵エリアへの搬送を担う。

新型車両は、稼働時に排気ガスを一切排出しないゼロエミッションを実現するとともに、ディーゼル車と比較して運用コストの低減にも寄与。施設全体におけるマテリアルハンドリングの近代化と排出削減の取り組みを後押しする。

チャーチ・ブラザーズ・ファームズの倉庫・物流・フルフィルメント担当副社長、マイク・マンダーソン(Mike Manderson)氏は、「大量の生鮮食品を出荷・冷蔵エリアで円滑に流通させることは当社事業の根幹である。コネクレーンズの電動フォークリフトの品質に加え、販売代理店トータル・インダストリーズ(Total Industries)の地域密着型サポートは大きな決め手となった。これにより、信頼性の高い運用を維持しながら低排出型ハンドリングへの移行を進めることができる」とコメントしている。

今回導入されたリフトトラックは、高性能に加え、安全性および人間工学設計にも配慮し、オペレーターにとって快適で効率的な作業環境を提供する。また、「TRUCONNECT Premium+」を搭載し、油圧オイルの状態や汚染度を遠隔監視することで、オイル寿命を最大3倍まで延長可能。これにより保守コストの削減、稼働率向上、環境負荷低減を実現する。

販売代理店トータル・インダストリーズ(Total Industries)のソリューションコンサルタント、スティーブ・ハックボディ(Steve Huckbody)氏は、「北米初となるコネクレーンズの電動フォークリフト導入を支援できたことを誇りに思う。当社は米国内の農業・青果物流分野で豊富な実績を有しており、今後も継続的なサービス提供により本設備の高性能維持を支援していく」と述べた。

また、コネクレーンズ(Konecranes)リフトトラック部門北米リージョナルセールスマネージャーのトビアス・ニルソン(Tobias Nilsson)氏は、「今回の導入は米国における電動マテリアルハンドリングの重要な前進である。トータル・インダストリーズの支援により、地域に根ざした技術力とサービス体制を提供することができた」としている。

本案件は、同社が推進する脱炭素ロードマップ「エコリフティング(Ecolifting)」の一環。同プログラムは、再生可能ディーゼル、ハイブリッド、完全電動化、さらには水素など多様なソリューションを段階的に展開し、顧客のニーズに応じたゼロエミッション化を支援するものである。

コネクレーンズは、デジタル化や先進技術への投資を背景に、マテリアルフローの効率化と脱炭素化、循環型社会の実現、安全性向上を推進。顧客志向と継続的改善を軸に、マテリアルハンドリング業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立している。

同社は50カ国以上で約1万6,500人を擁し、2025年の売上高は42億ユーロ。ヘルシンキ証券取引所(Nasdaq Helsinki、銘柄コード:KCR)に上場している。

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