やまびこ、中東販売子会社を解散・清算、地域情勢悪化で事業継続困難と判断

やまびこは5月14日、アラブ首長国連邦(UAE)に設立した連結子会社「ヤマビコ・ゼネラル・トレーディング(YAMABIKO GENERAL TRADING FZE)」を解散・清算すると発表した。イランを中心とした中東地域の情勢悪化を受け、当初計画していた事業運営の早期立ち上げは困難と判断した。

同社は、中東地域での事業拡大を目的として、2025年12月にUAE・ドバイのジェベル・アリ・フリーゾーンに同子会社を設立。小型屋外作業機械および一般産業用機械の販売を手掛ける計画だった。

しかし、2026年2月以降、イランを中心に地域全体の緊張が急速に高まり、周辺地域の混乱長期化が懸念される状況となった。やまびこは事業継続の可能性を慎重に検討した結果、「仮に紛争状態が沈静化したとしても、当初想定していた円滑かつ安定的な事業運営を早期に立ち上げることは困難」と判断し、経営資源の最適化とリスク回避を優先して解散・清算を決定した。

一方で、中東地域向けの業務については本社が直接対応し、従来通りの製品供給体制とサービス体制を維持する方針。トルコをはじめとする中東地域の代理店支援も継続する。

解散・清算時期については、現地法令に基づく必要手続き完了後となるが、現時点では未定としている。

なお、同社は「本件が連結業績に与える影響は軽微」としている。

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