柳工、インドネシア・カラワンに建機工場新設、2030年に年産5,000台体制へ

柳工(LiuGong):2025年10月10日

中国の建設機械メーカー、柳工は、インドネシアでの長期投資戦略の一環として、西ジャワ州カラワンのアルタ・インダストリアル・ヒル工業団地に建設機械製造工場を新設すると発表した。総投資額は3億1,700万米ドル。2026年の操業開始を目指し、2030年までに年間5,000台の生産能力を整備する計画で、同国有数の建機製造拠点となる見通しだ。

同社は、現地法人PTリウゴン・マシナリー・マニュファクチャリング・インドネシア(PT LiuGong Machinery Manufacturing Indonesia)を通じて、2025年10月6日に工業団地への投資に関する覚書(MoU)を締結した。調印式は、2025年大阪・関西万博のインドネシア館で開催された「ローリング・エキシビション&ビジネスフォーラム」で行われ、インドネシア工業副大臣のファイソル・リザ氏と、インドネシア館館長のマダ・ダハナ氏が立ち会った。

プロジェクトは、工業団地を運営するアルタ・インダストリアル・ヒル(Artha Industrial Hill)が展開する投資支援プログラム「1ADAPT」の支援を受ける。同プログラムでは、各種許認可取得、市場調査、投資支援サービスなどを提供し、中央政府や地方政府、関係機関の支援の下で事業を推進する。

新工場には、自動搬送車(AGV)、デジタル生産管理システム(MES)などの先進製造技術を導入するほか、電動建設機械向けの研究開発(R&D)センターも併設する計画。総投資額は3億1,700万米ドルに上る。

また、現地サプライヤーとの連携を通じて国産部品比率(TKDN)の向上にも取り組み、操業開始から5年以内に正式なTKDN認証の取得を目指す。

生産した建設機械はインドネシア国内市場に供給するほか、段階的に東南アジア、オーストラリア、北米へ輸出する方針。これにより年間4,000万米ドルの外貨獲得効果を見込んでいる。

柳工インドネシア(LiuGong Indonesia)のレヴィ・リン社長(Levi Lin)は、「今回の投資は単なる工場建設ではなく、インドネシア建設機械産業の未来を築くための投資である。技術自立の推進と国際競争力向上に向け、政府の戦略的パートナーとなることを目指す」とコメントした。

今回の新工場は、柳工のグローバル生産ネットワークをさらに拡大する拠点となる。同社は現在、中国、インド、アルゼンチンに生産拠点を展開している。

■ 柳工(LiuGong)について

柳工は、中国の総合建設機械メーカー。65年以上にわたり中国建設機械産業を牽引しており、ホイールローダー、油圧ショベル、ブルドーザー、鉱山機械、高所作業車など幅広い製品を世界市場へ供給している。インドネシア法人PTリウゴン・マシナリー・インドネシア(PT LiuGong Machinery Indonesia)は2019年に設立され、建設機械の販売・アフターサービス・部品供給を展開。現地では販売代理店や顧客向けのトレーニングセンターを運営するほか、「リウゴン・ケア(LiuGong Care)」を通じて補修、保守、部品供給などのサポートサービスを提供している。

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