
ファナックは8月24日、航空宇宙部品など複雑形状部品の5軸加工について、生産性向上、高精度化、加工品質の安定化を支援する新たな取り組み「5軸インテグレーテッドイニシアティブ」を開始すると発表した。工作機械メーカーやCAD/CAM・ポストプロセッサメーカーとの連携を通じ、最新の5軸加工機能を有効活用できる環境の普及を進める。
航空宇宙、エネルギー、医療機器などの分野では、複雑形状部品を高精度かつ効率的に加工する需要が拡大しており、5軸加工機の活用が重要となっている。一方、近年のCNCには5軸加工の品質や生産性を高める各種機能が搭載されているものの、その性能を十分に引き出すには、工作機械だけでなく、設計を担うCAD/CAMシステムや加工プログラムを生成するポストプロセッサなど、加工プロセス全体の整合性を高める必要がある。
同イニシアティブでは、工作機械メーカーおよびCAD/CAM・ポストプロセッサメーカーと連携し、最新の5軸加工機能に対応した工作機械とポストプロセッサの普及を推進する。ファナックは「つながる5軸加工」をキーワードに、加工プロセス全体の整合性を高めることで、5軸加工の性能を最大限に引き出せる環境の構築を目指す。
同イニシアティブに適合した工作機械およびポストプロセッサには、最新の5軸加工機能への対応を示す専用ロゴの使用を認める。ユーザーが製品を選定する際の目印として活用できるようにする。適合製品の最新情報は、ファナックのWebページで順次公開する。
同社では、関連企業との協業を通じて5軸加工技術の普及・活用を促進し、加工時間の短縮、加工精度の向上、加工品質の安定化に加え、加工立ち上げの円滑化や運用負荷の軽減につなげる考えである。
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