三一、南米で初の自律走行鉱山ダンプトラックを出荷

三一(SANY)2026年8月12日

三一(SANY)は8月12日、SKT110Ei純電動自律走行鉱山ダンプトラックの第1陣を南米向けに出荷した。南米での自律走行鉱山ダンプトラック事業は同社として初めて。自律走行ダンプトラックの車両群に加え、インテリジェント配車システム、ライフサイクルにわたる運用・保守サービスを一体で提供する。三一にとって中南米で初の自律走行鉱山ソリューション導入となり、海外での自律走行技術の展開を拡大する。

世界の鉱業では、複雑な作業環境、運搬時の安全リスク、熟練オペレーター不足、人件費上昇などが課題となっている。三一は、自律走行車両、道路側インフラ、クラウドベースの配車システムと、現地に対応した運用・保守サービスを組み合わせた統合型自律走行ソリューションを開発。安全性の向上、運用コストの低減、生産性向上を図る。

SKT110Ei純電動自律走行鉱山ダンプトラックは、高い信頼性と稼働率を確保しながら、低消費電力を実現するよう設計した。三一が独自開発した自律走行システムを搭載し、手動操作への依存を低減するとともに、運用コストの削減と生産性向上につなげる。

また、三一が最近開催した「三一グループ・マイニング・サミット2026(SANY Group Mining Summit 2026)」では、同社初となるキャブレス純電動鉱山ダンプトラックを公開した。液冷式の2基同時充電システムを採用し、超急速充電に対応しながら、鉱山現場で必要となる航続距離を確保する。運転モードは「現場引き継ぎ」「遠隔引き継ぎ」「完全自律走行」の3方式を用意し、幅広い現場ニーズに対応する。

三一グループ傘下の上場3社の一つである三一インテリジェント・マイニング(SANY Intelligent Mining)は、インテリジェント鉱山技術を専門に、自動運転対応のシャシー、複数センサーによる周辺認識、AIを活用した意思決定、クラウドベースの配車システムなどを開発している。

同社によると、2026年7月時点で自律走行鉱山ダンプトラックの導入台数は300台を超え、累計の安全走行距離は1,300万km以上に達した。これまでに、さまざまな厳しい作業環境下で4,100万m³を超える土砂・岩石を運搬している。

三一は今後も自律走行鉱山技術への投資を継続するとともに、世界各地の鉱山事業者との連携を強化し、鉱山操業のインテリジェント化、安全性、効率性、持続可能性の向上を目指す。

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