
日本精工(NSK)は8月25日、グループ会社のNSKマイクロプレシジョン(ISC)が、そろはむと共同で世界最小となるベアリング搭載投げコマ「ビッグウィング pico」を開発したと発表した。8月27~30日に東京ビッグサイトで開催される「TOKYOおもちゃショー2026」で先行販売し、9月1日から一般販売する。
「ビッグウィング pico」は、直径35mmの小型ボディーにISC製の高精度ベアリングを組み込んだ投げコマ。2026年7月時点の調査で、国内外で市販されているベアリング搭載投げコマ(紐で回すコマ)の最大直径部分において世界最小としている。
従来モデル「ビッグウィング」に対して直径比約41%まで小型化しながら、ベアリングによる滑らかな回転と長時間のスピン性能を確保した。回転中のコマを指でつまむなど、従来とは異なる遊び方にも対応する。
設計は、スキルトイの開発実績を持つそろはむが担当。単純な小型化にとどまらず、プロのパフォーマーでも扱いやすいサイズや形状を追求した。
搭載するベアリングには、データセンターの冷却ファンモーターなどにも採用されているISC製の高品質小径ベアリングを使用。国内の有限会社ミツミ製作所が高精度加工技術を生かして製造し、高い加工品質を確保した。
製品は、アルミニウム製の本体とステンレス製の外周部を組み合わせて回転効率を重視した「バイメタルモデル」と、ステンレス製で落下時の衝撃に強い「モノメタルモデル」を用意する。価格は、モノメタルが6600円、バイメタルが7700円、バイメタルのブルー、レッドが各8800円(いずれも税込み)。
販売は、そろはむが運営する「ヨーヨーショップ スピンギア」で行う。8月27~30日の「TOKYOおもちゃショー2026」では、スピンギアブース(4-15)で先行販売する。
ISCは、小径ベアリングの技術を生かしてハンドスピナーやヨーヨー、けん玉などのスキルトイ開発にも取り組んでいる。2025年には世界最小のベアリング搭載けん玉「SG Kendama pico」を発売しており、今回の投げコマは同シリーズの第2弾となる。
同社はベアリングを用いたスキルトイを通じて新たな価値を創出するとともに、子どもをはじめ幅広い層に科学や精密機械技術の面白さを伝える取り組みを進めている。今回の製品でも、NSKグループが長年培ってきた小径ベアリング技術を身近な玩具分野に展開する。
NSKは1916年に国内初の軸受生産を開始して以来、100年以上にわたり軸受をはじめ自動車部品、精機製品などを展開。現在は約30カ国に拠点を持ち、軸受に加えてボールねじや電動パワーステアリングなどの分野でも事業を展開している。
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