・米国の製造力と「自由の兵器廠」を強調
オシュコシュ(Oshkosh Corporation) :2026年8月24日
米オシュコシュは8月24日、米国のピート・ヘグセス(Pete Hegseth)戦争長官を迎え、同長官が全米で展開している「自由の兵器廠(Arsenal of Freedom)」ツアーの一環として、同社の製造拠点を案内した。ヘグセス長官は、先進的な製造能力や産業基盤が米国防省の戦略的優先事項を支えていることを確認するとともに、軍用車両の生産現場を視察した。
視察では、オシュコシュの先進戦術車両である統合軽戦術車両「JLTV(Joint Light Tactical Vehicle)」、中型戦術車両ファミリー「FMTV(Family of Medium Tactical Vehicles)」、遠征火力向け遠隔操作地上ユニット「ROGUE-Fires(Remotely Operated Ground Unit for Expeditionary Fires)」などを紹介。オシュコシュがグローバルな技術力と防衛分野のノウハウを組み合わせ、米軍および同盟国向けに重要な地上機動能力を供給していることを示した。
ヘグセス長官は「今回オシュコシュを訪問したのは、国家が必要とするときに立ち上がるべき民間メーカーの模範だからだ」と述べた。さらに「私が実際に見る機会を得た消防車からFMTVまで、商用と軍用の能力を戦闘員に届ける模範的な企業である」と評価した。
また、「オシュコシュがここで成し遂げたことは素晴らしい。第二次世界大戦以降、過去80年間の主要な紛争のすべてに何らかの形で関わってきた。私は実際の戦場でオシュコシュの素晴らしい仕事を目にしており、それが米国人の命、米国の兵士の命を救ってきたことを知っている」と強調した。
その上で、「オシュコシュの特筆すべき点は、仕事の90%が民間向けの商用分野であることだ。商用車両と防衛関連製品の双方を統合した生産ラインを見ることができたのは素晴らしい」と述べた。
オシュコシュ・ディフェンス(Oshkosh Defense)は2015年にJLTVの初回契約を受注して以来、米軍および世界各国の同盟国向けに2万5,000台以上のJLTVを生産している。300社を超えるサプライヤーで構成される成熟したサプライチェーンと、実績のある生産プロセスを基盤としており、JLTV事業は米国の産業基盤が実証済みの装備を大規模に供給できる能力を示すものとなっている。
オシュコシュ・コーポレーションのジョン・ファイファー(John Pfeifer)社長兼CEOは、「ヘグセス長官の訪問は、米国の『自由の兵器廠』を強化する上で、米国産業界が果たす重要な役割を浮き彫りにするものだ」とコメントした。
さらに、「オシュコシュ・ディフェンスは、グローバルな商用事業が持つ規模、革新性、製造力に支えられている。これにより、戦闘員のニーズが変化した際にも迅速に対応できる能力と柔軟性を備えている。実証済みの技術から世界水準の大規模生産まで、オシュコシュの総合力を米戦争省と国家防衛の支援に投入する準備が整っている」とした。
同社は、現代の戦場で求められる地上機動能力の高度化にも取り組んでいる。自律走行技術やモジュラー・オープン・システム・アーキテクチャ(MOSA:Modular Open Systems Architectures)などを、実績のある性能、防護力、機動性を備えた車両プラットフォームに組み込んでいる。
確立された生産インフラと、商用車分野で培った大規模生産のノウハウを組み合わせることで、任務要件の変化に迅速に対応できる体制を構築している。
オシュコシュ・コーポレーションのスティーブ・ノードルンド(Steve Nordlund)執行副社長兼オシュコシュ・トランスポート(Oshkosh Transport)部門社長は、「当社の生産チームは、日々製造している製品の背後にある使命を理解している。オシュコシュ・ディフェンスの熟練した従業員は、要求仕様を世界で最も過酷な環境で性能を発揮する実証済みの能力へと転換する力を繰り返し示してきた」と説明。
「顧客が必要とするとき、迅速に対応し、生産規模を拡大できる人材、インフラ、生産ノウハウを現在すでに備えている」と述べた。
オシュコシュ・コーポレーションは、同社が持つ幅広い技術・製造能力を活用し、防衛分野で蓄積した実績と、商用車分野で培った大規模生産能力、成熟したサプライチェーン、高度な技能を持つ米国人材を組み合わせている。これらを一体化することで、戦闘員のニーズが変化する中でも迅速かつ大規模、柔軟に対応できる体制を整え、「自由の兵器廠」を実際の防衛力として機能させるとしている。
■オシュコシュ・コーポレーションの概要
オシュコシュ・コーポレーションは、米ウィスコンシン州を本拠とし、用途特化型の車両、機器、サービスを設計・開発・提供している。世界150カ国以上で製品を展開し、19,000人超の従業員を擁する。
「JLG」「ピアース(Pierce)」「マキシメタル(MAXIMETAL)」「オシュコシュ(Oshkosh)Sシリーズ(S-Series)」「マクニールス(McNeilus)」「IMT(IMT)」「ジャーダン(Jerr-Dan)」「フロントライン・コミュニケーションズ(Frontline Communications)」「オシュコシュ・エアポート・プロダクツ(Oshkosh Airport Products)」「オシュコシュ・エアロテック(Oshkosh AeroTech)」「オシュコシュ・ディフェンス(Oshkosh Defense)」「プラット・ミラー(Pratt Miller)」などのブランドを展開している。
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