日本鍛圧機械工業会は7月8日、2026年6月の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総額は382.6億円で、前年同月比23.0%増と引き続き高水準を維持した。プレス系機械は、設備投資が活発な南アジア向け大型プレス案件が前月に続いて寄与し、大幅な伸びを記録した。一方、板金系機械とサービス系機械は前年実績を下回り、機種間で明暗が分かれた。国内市場では企業の設備投資に対する慎重姿勢が続いており、プレス系、板金系、サービス系のいずれも低調な推移となった。
機種別では、プレス系機械が194.4億円で前年同月比80.1%増となった。超大型プレスが4.7倍、油圧プレスが2.9倍、周辺装置が93.8%増と、輸出向けを中心に大型機種や周辺装置の受注が大きく伸長した。
板金系機械は110.0億円で同11.4%減となった。パンチングが18.0%減、ブレーキ・シャーが7.5%減、レーザ・プラズマが9.8%減と、国内・輸出とも需要が弱含み、全体を押し下げた。サービス系機械は78.2億円で同0.8%減となった。
国内受注は112.0億円で前年同月比13.7%減となった。業種別では電気向けが31.5%増と堅調だったものの、鉄鋼向けは2.2%減、金属向けは20.6%減、一般機械向けは5.5%減、輸送機械向けは51.3%減と幅広い業種で低調な結果となった。
輸出受注は192.4億円で前年同月比88.0%増と大幅に拡大した。地域別では南アジア向けが12.1倍、北米向けが2.2倍と大きく伸びた一方、韓国・台湾向けは6.3%減、中国向けは32.7%減、東南アジア向けは47.4%減、欧州向けは12.0%減となり、地域ごとの需要に大きなばらつきが見られた。
同工業会では、国内市場は設備投資に慎重な姿勢が続く一方、南アジア向けを中心とした大型プレス案件が全体受注を押し上げ、高水準の受注を維持したとしている。