メッツォ、南米大手鉱山会社と破砕機摩耗部品の長期供給契約を更新

・新技術開発で年間約1,000万ユーロ規模

メッツォ(Metso):2026年7月3日

メッツォは7月3日、南米の大手鉱山会社との長期供給契約を更新し、ノードバーグ(Nordberg)MP1250コーンクラッシャ向けMX摩耗部品の供給を継続すると発表した。顧客との共同技術開発や継続的な性能改善の取り組みを契約の柱とし、設備性能の最適化や部品寿命の延長、安全性・操業効率の向上を図る。

新たな技術開発を盛り込んだ契約期間は3年間で、年間取引規模は約1,000万ユーロ(18.4億円、184円換算)。2026年第1四半期に初回出荷分を受注済みで、同社の破砕機摩耗部品事業では世界的にも最大級の受注案件の一つとなる。

■OEMとしてアフターマーケット事業を強化

契約は、顧客が保有するメッツォ製破砕設備向け摩耗部品の供給を対象とする。これにより、同社はOEM(純正機器メーカー)としてのアフターマーケット事業基盤をさらに強化する。

供給契約は部品供給が中心となるが、現地には専用在庫を配置し、顧客の消費ペースに応じた安定供給体制を構築する。また、技術者の常駐や破砕機性能・ライナー摩耗状況の継続監視など、技術支援も提供する。

メッツォ南米地域クラッシャ摩耗部品担当バイスプレジデントのエミリオ・ラマス(Emilio Lamas)氏は、「最先端の摩耗技術と顧客との緊密な協力、現場でのサポート、高度なアプリケーション技術を組み合わせることで、一貫した性能、信頼性、安全性を実現し、長期的な価値を創出していく」とコメントしている。

■MX摩耗技術で保守停止を削減

今回供給されるMX摩耗部品は、同社の環境・高付加価値製品群「メッツォ・プラス(Metso Plus)」に位置付けられる製品で、摩耗寿命の大幅な延長と定期メンテナンス停止回数の削減を実現する。ライナー交換に伴う作業リスクを低減しながら、生産性向上にも貢献する。

メッツォは2024年、大型コーンクラッシャ向けMXシリーズを拡充し、ノードバーグ(Nordberg)HPシリーズ(HP Series)およびMPシリーズ(MP Series)向け製品を投入した。最適な摩耗形状を長期間維持することでライナー利用率を高め、二次破砕用途では最大2倍の摩耗寿命を実現できるとしており、鉱山事業者の操業効率と安全性向上に寄与する技術として提案を進めている。

■メッツォ(Metso)について

メッツォ(Metso)は、骨材、鉱物加工、金属精錬分野向けに持続可能な技術、エンドツーエンドのソリューション、サービスを世界で展開するフィンランドの産業機械メーカー。製品・サービスを通じて顧客のエネルギー・水使用効率の向上、生産性向上、環境負荷・操業リスクの低減を支援している。本社はフィンランド・エスポー(Espoo)。2025年末時点の従業員数は約1万8,000人、約50カ国で事業を展開。2025年の売上高は約53億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に上場している。

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