JFEエンジ、最終処分場事業に初参入、東環・セイフコを買収、秋田県最大級の新処分場を建設へ

JFEエンジニアリング(東京都千代田区)は6月30日、最終処分場事業を手掛ける東環(秋田県秋田市)と、廃棄物の中間処理・収集運搬を行うセイフコ(山梨県富士吉田市)の全株式を6月24日付で取得したと発表した。同社が最終処分場事業へ参入するのは初めて。あわせて、秋田県内で県内最大規模となる新たな管理型最終処分場を建設・運営する計画を明らかにした。

今回の買収により、JFEエンジニアリンググループは従来の廃棄物の収集・運搬、中間処理、焼却、リサイクル事業に加え、最終処分までを一貫して手掛ける体制を構築する。静脈物流全体をカバーする総合的な廃棄物処理事業者として、サーキュラーエコノミー(循環経済)の実現に向けた事業基盤を強化する。

取得した東環は、秋田県を中心に管理型最終処分場の運営や廃棄物中間処理、収集運搬を展開しており、2025年3月期の売上高は14億円。既存処分場の許可容量は約242万3,000立方メートルを有する。一方、セイフコは山梨県、長野県で廃棄物の中間処理や収集運搬を手掛け、2025年4月期の売上高は16億円。

新設する管理型最終処分場は、東環を通じて秋田市金足黒川地区に建設する計画で、2030年度の操業開始を予定している。施設総面積は約51万1,800㎡、埋立面積は約15万7,200㎡、埋立容量は約316万1,400m3で、秋田県内最大規模となる見込み。一般廃棄物と産業廃棄物の双方に対応し、産業廃棄物18種類のほか、廃石綿などの特別管理産業廃棄物、焼却灰などの一般廃棄物を受け入れる。

同社は、新処分場について平時の廃棄物最終処分機能に加え、災害発生時の廃棄物受け入れなど地域防災拠点としての役割も視野に入れる。これまで東環が築いてきた地域住民との信頼関係を継承しながら、地域と共生する施設運営を進める方針だ。

JFEエンジニアリングは、今回の事業参入により廃棄物処理から資源循環までのバリューチェーンを拡充し、持続的な成長と環境負荷低減の両立を図ることで、循環型社会の実現への貢献を一層強化していくとしている。

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