メッツォ(Metso):2026年6月29日
メッツォは6月29日、メキシコ・ソノラ州ナコザリに所在するグルポ・メヒコ(Grupo Mexico)のラ・カリダ(La Caridad)銅選鉱プラント向けに、追加の破砕設備パッケージを供給すると発表した。今回の受注は、2025年に受注した大容量型「ノードバーグ MP800(Nordberg® MP800)」コーンクラッシャに続く案件で、同プラント拡張計画の次段階に位置付けられる。
今回導入される二次破砕向け設備ソリューションにより、選鉱プラントの処理能力を大幅に高め、グルポ・メヒコが掲げる長期的な生産目標と操業効率向上を支援する。
受注額は2,000万ユーロ(約37億円、185円換算)超で、メッツォの2026年第2四半期におけるミネラルズ事業の受注実績として計上された。
グルポ・メヒコはメキシコ最大の銅生産企業であり、メッツォは複数の鉱山プロジェクトへの技術導入を通じて同社との戦略的パートナーシップを強化している。
メッツォの北・中米地域プレジデント、ジュゼッペ・カンパネリ(Giuseppe Campanelli)氏は、「今回の追加受注は、昨年構築した協業関係の成果を基盤とするものだ。現在導入を進めている既存のMP800設備と新たなパッケージを統合することで、ラ・カリダにおける処理能力と性能を大幅に引き上げることが可能になる」とコメントした。
■高能力破砕を支える製品群とサービス体制
メッツォによると、最適化された破砕プロセスは鉱石を目標粒度まで、より高効率・低コスト・高安全性で処理することが可能になる。同社は、高信頼性かつ省エネルギー性能を備えた破砕ソリューション群を展開しており、高負荷な鉱山用途でも高い処理能力を実現するとしている。
今回の中核設備となるノードバーグ MP800(Nordberg® MP800)コーンクラッシャは、大容量破砕用途で実績を持つ製品で、他モデルと比較して最大15%高い処理能力と大幅に向上した破砕力を提供する。加えて、最適化された破砕室設計、自動化対応、安全性を高めた保守機能を備え、銅鉱山向け用途において安定した稼働と運用コスト低減を実現する。
■持続可能技術を軸に事業展開
メッツォは、骨材、鉱物処理、金属精製分野向けに、持続可能技術、エンドツーエンドのソリューション、各種サービスをグローバルに展開する企業。顧客のエネルギー・水利用効率向上、生産性改善、環境リスク低減を支援している。
本社はフィンランド・エスポー(Espoo)。2024年末時点で約50カ国に約1万7,000人の従業員を擁し、2024年売上高は約49億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に上場している。
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