エボクイップ、初のコーンクラッシャ「Boa 950」を投入、破砕ラインアップを拡充

エボクイップ(EvoQuip):2026年6月18日

テレックス(Terex)グループ傘下で小型破砕・選別・破砕前処理・搬送機器を展開するエボクイップは、ブランド初となるコーンクラッシャ「Boa 950」を発表した。これにより、一次破砕から二次・三次破砕までをカバーする製品体系を強化し、総合的な破砕ソリューションの提供体制を拡充する。

同社はこれまで、コンパクト型のジョークラッシャ、インパクトクラッシャ、スクリーン、シュレッダー、コンベヤを中心に製品展開してきた。今回のコーンクラッシャ追加により、骨材製造やリサイクル用途に加え、鉱石処理まで視野に入れた一貫した破砕工程への対応力を高める。

新製品「Boa 950」は、インド・ホスールにあるエボクイップの生産拠点で開発・製造された。主なターゲット市場はインド国内のほか、ネパール、ブータンなど周辺地域。さらに、Tier 3排出ガス規制が適用される一部海外市場として、南米、オーストラリア、ニュージーランドでも展開する計画だ。

機体にはテレックスの「TC1000」コーンチャンバーを搭載し、動力源としてキャタピラー(CAT)の「C9.3」エンジン(出力250kW)を採用。高い減容性能と安定した粒形制御性能により、高品質な骨材や路盤材の製造を支援する。

また、油圧式クローズドサイドセッティング(CSS)調整機構を備え、破砕条件の変更を容易にしたほか、高耐久クローラシャシーを採用することで、多様な現場での移動性と施工性を確保した。

設計面では、骨材・リサイクル・鉱石用途を想定し、請負業者や採石事業者向けに高い汎用性を持たせた。コンパクトで輸送性を重視した構成とし、比較的小規模な現場にも適応しやすい仕様としている。

販売後のサポートについては、エボクイップの既存販売網を通じて、部品供給やサービス体制を各対象市場で提供する。

エボクイップの事業ラインディレクターを務めるバリー・オヘア(Barry O’Hare)氏は、「Boa 950の投入は、顧客ニーズに合わせて製品群を進化させる上で重要な節目となる。この機種は対象市場の顧客要求を明確に見据えて開発したもので、シンプルで信頼性が高く、多様な用途に対応できる。EvoQuip製品群として、より幅広い完全破砕・選別システムを提案できるようになる」とコメントしている。

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