ヤンマー・コンパクト・イクイップメント・ノースアメリカ(Yanmar Compact Equipment North America、YCENA):2026年6月18日
米国・ミネソタ州、ヤンマー・コンパクト・イクイップメント・ノースアメリカ(以下、ヤンマーCE 北米工場)は6月18日、米ミネソタ州グランド・ラピッズにある製造拠点で累計生産台数5万台を達成したと発表した。北米市場での事業拡大戦略と、域内生産体制への継続的な投資を象徴する節目となる。
記念すべき5万台目となったのはコンパクトトラックローダー「TL100VS」で、2026年5月に生産ラインから出荷された。達成を記念し、同社は従業員向け感謝イベントおよびタウンホールミーティングを開催。グランドラピッズ工場の生産チームとともに、5万台目および5万1台目の機体へ記念デカールを貼付した。
ヤンマーCE 北米工場の社長を務めるアンナ・クリスティーン・スグロ(Anna Christine Sgro)氏は、「5万台達成は単なる生産実績ではなく、人材の力、製品品質、そして北米製造への投資成果を示すものだ。グランドラピッズ拠点には6,000万ドル超を投資しており、生産基盤、技術、人材を通じて販売代理店支援、顧客対応、コンパクト機械市場での競争力強化を進めていく」とコメントした。
同社によると、ヤンマーは2019年のASV買収以降、グランドラピッズ工場に対して3,200万ドル超を投資しており、自動化、製造技術革新、設備更新を推進してきた。さらに今後5年間で追加3,000万ドルを投じ、設計開発機能の拡充、生産能力向上、次世代製品開発への対応を進める計画だ。
今回の節目は、同社が推進する製品戦略の加速局面とも重なる。2026年開催の建設機械展示会「CONEXPO-CON/AGG 2026」では、ASVブランドとヤンマーブランドのコンパクトトラックローダー製品群をヤンマーブランドへ統合する方針を公表した。
統合後のラインアップは、異なる2種類の足回り技術、複数の車体サイズを備え、建設、土地管理、造園、公共インフラ、レンタル、農業など幅広い用途へ対応する体制となる。
現在、ヤンマーCE 北米工場は、コンパクトトラックローダー、ミニショベル、コンパクトホイールローダー、クローラキャリアを展開しており、米国・カナダ全域で販売代理店網の拡充を進めている。
ヤンマーCEは建設・土工分野向け小型建機の設計・製造・サポートを手掛けるグローバル事業として、アジア、欧州、北米に製造拠点を保有。「Building with you」を掲げ、顧客ニーズに対応した製品開発を進めている。
また、ヤンマーは1912年に大阪で創業し、1933年に世界で初めて実用的な小型ディーゼルエンジンの製造に成功。現在はエンジン、農業機械、建設機械、エネルギーシステム、マリン、工作機械など幅広い事業領域を展開している。
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