住友ベークライト、中国で半導体封止材を増産、蘇州拠点に新ライン

住友ベークライト(東京都品川区)6月25日、中国のグループ会社である蘇州住友電木有限公司(江蘇省蘇州)において、半導体封止材の生産能力を増強すると発表した。生成AIの急速な普及を背景に、中国市場で拡大する半導体需要への対応を目的とし、生産ラインを追加する。新ラインの稼働開始は2028年12月頃を予定しており、中国での生産能力を約30%引き上げる。

同社は中国において1997年から半導体封止材の生産を展開してきた。2022年3月には既存工場にラインを増設し、さらに2025年には新工場を稼働させるなど、継続的に供給体制を強化している。
中国の半導体市場は、AI・IoT、5G関連機器、電動車(EV)など幅広い分野で需要が拡大している。とりわけ生成AIの普及に伴い、AIデータセンター向けのGPUやメモリー、パワー半導体の需要が急増しており、関連材料の安定供給が重要性を増している。

今回の能力増強により、同社は中国市場での供給体制を一段と強化する。住友ベークライトグループは、日本、中国、シンガポール、台湾、ベルギーに生産拠点を有し、グローバルで半導体封止材を供給している。今後はAI関連を中心とした次世代半導体分野に向け、高機能・高品質製品の供給力を高め、同分野での競争力向上を図る。

■計画概要
・実施主体:蘇州住友電木有限公司
・所在地:中国江蘇省蘇州
・内容:半導体封止材の生産ライン増設
・能力増強:約30%増
・稼働開始:2028年12月頃(予定)
・敷地面積:約60,000㎡
・主要製品:半導体封止用エポキシ樹脂成形材料

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