SMFLみらいパートナーズ、藤巻建設、東芝プラントシステムの3社は、6月8日、共同出資により合同会社OPTIRON北信を設立し、長野県内2カ所への系統用蓄電所建設に着工したと発表した。再生可能エネルギーの普及拡大を支える蓄電インフラの整備として、業界の注目を集めそうだ。
■電力系統の安定化へ、長野県北部に大規模蓄電拠点
建設地は長野県下高井郡(木島平蓄電所)と飯山市(蓮蓄電所)の2カ所。木島平蓄電所は出力52.45MW・容量160.48MWhの規模を誇り、2026年6月に既に着工済みだ。蓮蓄電所は出力31.95MW・容量90.27MWhで、同年8月の着工を予定している。両施設ともリチウムイオン電池を採用し、2028年度中の運転開始を目指す。
本事業は系統用蓄電池を送配電ネットワークに直接接続し、時間帯ごとに電力市場への充放電を行う市場運用型モデルを採用。太陽光や風力など変動性の高い再生可能エネルギーの出力変動を吸収し、電力系統の安定化に貢献する役割を担う。EPCは東芝プラントシステムが担当し、アグリゲーターには東芝が就く。
■約3年にわたる開発期間を経て着工
プロジェクトは2023年の事業用地選定からスタートし、約3年間の開発期間を経て実現した。2026年3月にはEPC契約をはじめとする各プロジェクト関連契約と、ノンリコース型プロジェクトファイナンスの融資関連契約の締結にこぎつけた。
出資比率はSMFLみらいパートナーズ61%、藤巻建設34%、東芝プラントシステム5%。各社が得意領域を分担し、SMFLみらいパートナーズが資金調達とアセットマネジメントを、藤巻建設が用地取得・地域調整・土木設計支援を、東芝プラントシステムが電力会社対応・技術協議支援をそれぞれ担う体制とした。
<計画概要>
事業主体:合同会社 OPTIRON 北信
■木島平蓄電所
所在地:長野県下高井郡
蓄電出力/容量:52.45MW / 160.48MWh
着工:2026年6月
運転開始(予定):2028年度
■蓮蓄電所
所在地:長野県飯山市
蓄電出力/容量:31.95MW / 90.27MWh
着工(予定):2026年8月
運転開始(予定):2028年度
設備諸元:リチウムイオン電池
EPC:東芝プラントシステム株式会社
アグリゲーター:株式会社東芝
出資構成:
・SMFLみらいパートナーズ株式会社 61%(資金調達・SPC運営管理)
・株式会社藤巻建設 34%(用地確保・地域行政協議・土木設計支援)
・東芝プラントシステム株式会社 5%(電力対応・技術協議支援)
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