トクヤマ(東京本部:東京都千代田区、本店:山口県周南市)は6月19日、持分法適用会社である韓徳化学(HANTOK CHEMICALS)が韓国・平沢市において、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)の新製造拠点となる平沢工場(仮称)の起工式を実施したと発表した。先端半導体向け材料需要の拡大を背景に、同製品の供給能力増強を図る。
韓徳化学は、トクヤマとロッテケミカルの合弁会社で、1995年より蔚山市にてTMAHの製造・販売を展開してきた。TMAHはフォトリソグラフィ工程におけるフォトレジスト現像液として使用される半導体材料で、微細化の進展とともに需要が拡大している。
新設する平沢工場は、既存拠点に続く生産拠点として位置付けられ、2027年9月の営業運転開始を予定する。これにより韓徳化学は、将来的にTMAHの生産能力を現状比で50%引き上げる計画で、安定供給体制の強化とグローバル市場における競争力向上を目指す。
平沢市は半導体関連産業の集積が進む地域であり、需要地近接による供給効率の向上も期待される。トクヤマは同投資を通じて、半導体材料事業の成長基盤を一段と強化する構えだ。
■韓徳化学の概要
・本社=韓国・ソウル特別市
・代表者=代表理事社長 安孝澤、同副社長 中野哲也
・事業内容=TMAHの製造・販売
・出資比率=トクヤマ50%、ロッテケミカル50%
■新工場の概要
・名称=韓徳化学 平沢工場(仮称)
・所在地=韓国・平沢市
・操業開始=2027年9月(予定)