・JICAが資金支援
日立製作所の鉄道システム事業を担う日立レールは6月5日、住友商事とともに、インドネシア・ジャカルタ都市高速鉄道(MRT)を運営するMRTジャカルタ社(MRTJ)から、MRT南北線プロジェクト(レバック・ブルス-コタ区間)における自動料金収受(AFC)システムを受注したと発表した。
本プロジェクトは国際協力機構(JICA)の資金支援のもとで実施され、OCG-JPCNがMRTJのコンサルタントを務める。MRT南北線は、ジャカルタのスマートモビリティ戦略の中核を担うインフラ事業であり、交通混雑の緩和・環境負荷の低減・輸送効率の向上への寄与が期待される。
■次世代AFCでキャッシュレス・シームレスな乗車環境を実現
本契約において日立レールは、次世代AFCシステムのシステムインテグレーターおよびソリューションプロバイダーとして参画する。導入により、MRTネットワーク全体に相互運用性の高い乗車体験を提供するとともに、乗客に対して多様かつ柔軟な支払い手段を確保する。
▽契約スコープは以下の三点からなる。
• フェーズ2A区間の新設7駅を対象とした、アカウントベース型チケットシステムの設計・供給・設置・試験・テスト運用
• フェーズ1区間の既存13駅向けシステムインターフェースおよびAFCソフトウェアの開発
• 決済ゲートウェイ、ならびにジャカルタ市内の複数公共交通機関を横断的に利用可能とする統合プラットフォーム「JakLingko」を含む外部決済システムとの統合
■インドネシア市場でのプレゼンス強化を明言
日立レールでRevenue Collections Systems担当Vice Presidentを務めるイヴ・バウムガルトナー氏は「本案件はジャカルタにおける当社AFC分野での重要な受注であり、インドネシア市場でのプレゼンスとコミットメントをさらに強化するものだ。本AFCシステムは利用者体験の向上に寄与するとともに、都市全体におけるMobility as a Service(MaaS)実現に向けた基盤構築にも貢献する」と述べた。
■ 概要
• 発注者: MRTジャカルタ社(MRTJ)
• 受注者: 日立レール・住友商事(コンソーシアム)
• 案件名: MRT南北線プロジェクト(レバック・ブルス-コタ区間)自動料金収受(AFC)システム
• 契約締結: 2026年6月
• 資金支援: 国際協力機構(JICA)
• コンサルタント: OCG-JPCN
• 対象駅: 新設7駅(フェーズ2A)+既存13駅(フェーズ1)、計20駅
• 主な納入内容: アカウントベース型チケットシステム、AFCソフトウェア、外部決済システム連携(決済ゲートウェイ・JakLingko)
• 目的: キャッシュレス・シームレスな通勤環境の実現、MaaS基盤の整備、交通混雑緩和・環境負荷低減
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