・第8回国際顧客祭で発表、建設機械のサービスエコシステムを革新
徐工(XCMG):2026年6月10日
建設機械世界大手・XCMG(徐工機械)は2026年6月10日、第8回徐工(XCMG)国際顧客祭(Xuzhou開催)において、グローバル向け新世代サービスプラットフォーム「XCMG CONNECT」を正式に発表した。機器監視からAI支援診断、グローバルサービス連携までを一元化する同プラットフォームは、業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる戦略的取り組みとして注目を集めている。
XCMG CONNECTは、同社の「one body, two wings」デジタルアーキテクチャを基盤に構築。Maia(マイア)、XCMG ONE、HANYUN OS(漢雲OS)の3つの柱で、顧客・機械・作業現場をシームレスに繋ぐ「スマートサービスエコシステム」を実現する。
■AIインテリジェントエージェント「Maia」が現場を変える
Maiaは徐工(XCMG)が独自開発した多言語対応AIエージェントで、深層学習と建設機械の専門知識を融合。機器診断、自動故障検知、データ駆動型の運用最適化を提供する。XCMG開発のAIスマートスクリーンを通じて、自然言語による対話が可能で、「専属エンジニアが常時同行する」ような体験を現場に届ける。
■海外ユーザー向けアプリ「XCMG ONE」
海外エンドユーザー専用モバイルアプリ「XCMG ONE」は、Maiaのコア機能を搭載。機器のリアルタイム監視、作業指示管理、故障アラート、サービスメンテナンス、業界情報配信、グローバル連携など、機械のライフサイクル全体を1台のスマートフォンで管理できる統一ポータルとなる。回転式掘削機、鉱山機械、オイルパイプ輸送車など、多様な機種に対応する。
基盤となる「HANYUN OS」
サービスエコシステムの知的バックボーンであるHANYUN OSは、18の主要建設シナリオを統合したスマートデジタルマトリックスを形成。機器・作業現場・管理データを接続し、データの蓄積と再利用を促進する。これにより、作業サイクルの短縮・アイドルタイム削減による効率向上、運用コスト低減・燃料節約・故障減少によるコスト最適化、リアルタイムアラートと標準化運用による安全性向上を実現するとしている。
徐工(XCMG)の楊東昇会長は次のように述べた。
「徐工(XCMG)はAIと建設機械の融合をさらに深化させ、スマートサービスを世界中に届けます。将来的には、すべての顧客・パートナーと共に、よりスマートで効率的、境界のない産業エコシステムを構築し、デジタル時代の本当の価値共創を実現したいと考えています。」
■業界への影響
第8回国際顧客祭は「Green Intelligence for a Better World」をテーマに開催され、XCMG CONNECTの発表に加え、100億ドル超の受注を記録するなど、徐工(XCMG)のグローバル展開を象徴するイベントとなった。従来の保守サービスからAI駆動の予測保全・最適運用へのシフトは、建設機械業界全体のサービスモデル変革を後押しする可能性が高い。
徐工(XCMG)は今後、XCMG CONNECTを活用したデータ活用とグローバル連携を強化し、持続可能な建設現場の実現に向けた取り組みを加速させる方針。
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