・フルクローラートラクター事業に再参入
諸岡(茨城県龍ケ崎市)は6月3日、三菱マヒンドラ農機(島根県松江市)が開発を進めている新型フルクローラートラクターの開発資産を譲り受ける契約を締結したと発表した。これを機に同社はフルクローラートラクター事業へ再参入し、建設・農林業分野での事業拡大と新たな価値提供を目指す。
諸岡は1990年から約10年間にわたり大型ゴムクローラートラクターの製造販売事業を展開し、国内外の顧客向けに累計約2,800台を供給してきた。しかし、バブル崩壊後の事業環境の変化を受け、2000年に同事業から撤退していた。
一方、三菱マヒンドラ農機は大型フルクローラートラクターの製造販売を20年以上にわたり継続し、独自技術やノウハウを蓄積しながら商品開発を進めてきた。市場では高い評価を得ており、国内農業機械市場における有力製品の一つとして展開されている。
諸岡は現在、ゴムクローラキャリアダンプを世界各国で販売している。同社は今回取得する開発資産について、農業用途だけでなく林業や建設業への展開、さらには海外市場の開拓など、既存事業との高い相乗効果が期待できると判断した。
今後は取得した開発資産を活用し、フルクローラートラクターの早期生産・販売開始を目指す。長年培ってきたゴムクローラ技術やグローバル販売網を活かし、建設・農林業分野における事業成長を加速させる考えだ。
今回の事業再参入により、諸岡は農業機械市場への本格復帰を果たすとともに、フルクローラ技術を軸とした事業領域の拡大を図る。建設機械や林業機械との技術融合も視野に入れ、新たな市場創出を目指す方針。
画像は、CCR1380 (参考)
コメントを投稿するにはログインしてください。