徐工(XCMG)とZF、農業機械分野で合弁会社を設立、中国市場向けパワーシフト技術の現地化を加速

徐工(XCMG) :2026年6月3日

6月2日、中国の建設機械大手・徐工機械(XCMG)とドイツのZF(采埃孚、ZF Friedrichshafen AG)は、ドイツ・フリードリヒスハーフェン(Friedrichshafen)市において合弁契約に正式署名し、合弁会社を設立した。両社は戦略的提携を強化し、中国農業機械市場に特化した現地化ソリューションを提供することで、中国農業の技術革新を加速させる。

合弁契約に基づき、新会社「ZF(徐州)機械有限公司(ZF (Xuzhou) Machinery Co., Ltd.)」を設立。 本社は江蘇省徐州経済技術開発区に置かれる。この契約締結は、両社が戦略的パートナーシップを深化させ、農業機械の技術進歩を加速させる上で重要な一歩となる。

▽出席者

  • 徐州経済技術開発区党工委書記 陳堂清(Chen Tangqing)
  • 同党工委委員・管委会副主任 季洪志(Ji Hongzhi)
  • ZF取締役会メンバー、工業技術事業部および商用車ソリューション事業部責任者 アンドレアス・モーザー(Andreas Moser)
  • ZF工業技術事業部上級副社長、非公路・テストシステム責任者 アレクサンダー・ゼーリガー(Alexander Seeliger)
  • ZF工業技術事業部副社長、アジア太平洋地域責任者 黄礼恩(Huang Lien)
  • 徐工機械(XCMG)董事長兼党委書記 楊東昇(Yang Dongsheng)
  • 同副社長 羅光傑(Luo Guangjie)

ZF側の期待 :アンドレアス・モーザー氏は「中国市場はZFにとって極めて重要であり、45年にわたる中国での発展は当社の長期的なコミットメントと強いイノベーション力を示している。合弁会社を通じて、先進的なパワーシフト技術の現地生産をさらに拡大し、次世代の高性能農業機械への重要なステップを踏み出す」と述べた。

徐工側の見解:楊東昇董事長は「中国農業機械は大型化・高級化・智能化への変革を遂げており、特にトラクターのパワーシフト技術が加速発展の鍵となる時期を迎えている。開放的かつ実務的な姿勢で協力し、徐工の高級農機産業優位性とZFのパワーシフト技術プラットフォームを融合させることで、グローバル競争力を持つ高級農機ソリューションを構築し、中国農業装備のコア戦力となる」と強調した。

■今後の展望

新会社「ZF徐州」は、グローバル技術基準と中国市場特有のニーズに合わせたソリューションを組み合わせ、農業機械向け先進パワーシフト伝動システムを生産する。両社は今後、革新的な部品およびシステムソリューションを開発し、中国農業機械の近代化を支えるとともに、国際市場での競争力向上を図る方針。

■ZFグループについて
ZFは乗用車、商用車、工業技術分野向けの先進的な移動製品・システムを提供するグローバル技術企業。省エネ・環境保護・安全性向上に注力しており、乗用車・商用車分野に加え、建設機械・農業機械の伝動システム、風力発電システム、船舶推進、鉄道車両駆動・テストシステムなどのニッチ市場にもサービスを展開している。

本合弁は、中国農機産業の高度化とグローバル化を後押しする動きとして、機械業界から注目を集めている。

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