安川電機、大型ワーク搬送用ロボット3機種を発売、重量物搬送の自動化需要に対応

安川電機は6月10日、大型ワーク搬送用途向けの産業用ロボット「MOTOMAN-GP215L」「MOTOMAN-GP400L」「MOTOMAN-GP700」の販売を開始した。自動車やバッテリー、建設機械分野で進むワークの大型化・重量化に対応し、広い動作範囲と高い手首負荷許容値を実現することで、重量物搬送工程の自動化拡大と生産効率向上を支援する。

近年、自動車業界では車体やダイカスト部品、バッテリーケースなどの大型化が進んでいるほか、電池製造工程では複数のバッテリーセルを一括搬送するニーズが高まっている。また、建設機械や建材部品、加工治具などの分野でも大型ワークの搬送需要が拡大している。

こうした市場動向を背景に、同社は従来機種を上回る動作範囲と手首負荷性能を備えた新機種を開発した。重量物搬送向けロボットのラインアップを強化するとともに、設備設計やレイアウトの自由度向上にもつなげる。

新製品のうち、MOTOMAN-GP215Lは可搬質量215kg、最大リーチ3114mmで、従来クラス比最大44%向上した手首許容値を備える。MOTOMAN-GP400Lは可搬質量400kg、最大リーチ3718mmで、従来機種より200mm長いリーチを実現。手首許容値は従来クラス比最大110%向上した。MOTOMAN-GP700は可搬質量700kg、最大リーチ2845mmで、従来クラス比最大60%向上した高い手首負荷性能を持つ。

また、3機種ともコンパクト設計を採用し、干渉半径を抑制。設備配置の自由度向上や生産ラインの省スペース化、ライン長短縮に貢献する。

主な用途は、自動車業界における車体やダイカスト部品、バッテリーの搬送、バッテリー製造工程でのセル搬送、建設機械や建材分野での大型部品搬送、工場設備における加工治具など大型ワークのハンドリングを想定している。

販売開始日は6月10日。価格はオープン価格。

■製品概要
製品名:MOTOMAN-GP215L
可搬質量:215kg
最大リーチ:3114mm
特長:広い動作範囲と高い手首負荷性能を両立

製品名:MOTOMAN-GP400L
可搬質量:400kg
最大リーチ:3718mm
特長:クラス最高水準の長リーチと高負荷性能

製品名:MOTOMAN-GP700
可搬質量:700kg
最大リーチ:2845mm
特長:重量物搬送向けの高負荷仕様モデル

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