プライメタルズ テクノロジーズ、湘潭鋼鉄向け厚板ミル更新を受注

・最新オートメーション導入で板厚精度・平坦度を向上

プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)は5月13日 、中国・湖南省の湘潭鋼鉄有限公司向けに、厚板ミルの板厚制御およびプロセスオートメーションシステム更新工事を受注したと発表した。最新のオートメーション技術導入により、平坦度や板厚精度、生産安定性を高め、設備可用性と長期信頼性の向上を図る。

対象となるのは、湖南華菱鋼鉄集団(Hunan Valin Group)傘下の湘潭鋼鉄が湖南省湘潭市で操業する厚板ミル。供給範囲には、ハードウェアおよびソフトウェア双方を含むプロセスオートメーションシステムの全面更新に加え、「Contour and Flatness Optimizer」の導入、新設ワークロールベンディング向けレベル1オートメーション制御などが含まれる。

同システムは、圧延パラメータをリアルタイムで最適制御することで、優れた平坦度と板形状精度を実現する。特に薄板圧延時のプロセス制御と操業安定性向上に寄与し、製品品質の均一化や歩留まり改善につなげる。

また、新たなワークロールベンディング制御との組み合わせにより、薄板など難圧延材への対応力を強化。形状制御の柔軟性を高めることで、製品品質向上と操業効率改善を両立する。

さらに、旧式システムを最新のプロセスオートメーションプラットフォームへ更新することで、旧型部品やスペアパーツ供給停止リスクを解消。設備信頼性向上や保守負担軽減、長期的な操業性能改善も見込む。

プライメタルズ テクノロジーズは、これまでにも湘潭鋼鉄向け厚板ミル更新工事を手掛けており、生産性や品質改善で成果を上げてきた。今回の受注は、直近の「Multi Purpose Interrupted Cooling(MULPIC)」冷却ライン更新工事に続く案件で、両社の継続的な協力関係を示すものとなる。

湘潭鋼鉄は1958年設立。湖南華菱鋼鉄集団の中核企業として、製銑から圧延までの一貫生産体制を構築し、年間約1,200万トンの粗鋼生産能力を有する。世界最大級の広幅厚板生産拠点を運営し、年間500万トン規模の厚板生産能力を持つ。

プライメタルズ テクノロジーズは英国ロンドン本社。三菱重工グループ100%出資会社として、鉄鋼・非鉄分野向けにプラントエンジニアリング、オートメーション、デジタル化、環境ソリューションなどを展開している。

■プロジェクト概要
受注企業:プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)
発注者:湘潭鋼鉄有限公司(Xiangtan Iron and Steel Co., Ltd.)
所在地:中国湖南省湘潭市
対象設備:厚板ミル
工事内容:板厚制御・プロセスオートメーションシステム更新
主な導入設備:Contour and Flatness Optimizer、ワークロールベンディング向けレベル1制御
主な効果:平坦度・板厚精度向上、操業安定化、歩留まり改善、設備信頼性向上
特徴:薄板圧延時の形状制御最適化、旧式システム刷新による長期安定操業実現

ニュースリリース