高松機械工業は5月8日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高は前年同期比8.4%減の127億2,200万円、営業損失は6,400万円(前年同期は1億6,000万円の営業損失)、経常損失は7,000万円(同1億300万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は1億7百万円(同6億4,500万円の損失)となった。売上高は減少したものの、コストコントロールの徹底や一部セグメントの収益改善により、すべての損益段階で赤字幅を大幅に縮小させた。
■経営成績の概況
当期の日本経済は緩やかな回復基調が続いたが、工作機械業界は国内の中小企業を中心に投資慎重姿勢が残る中、外需を中心に底堅い動きとなった。同社の受注高は前年同期比11.6%増の132億9,300万円と増加し、受注残高も15.0%増の56億6,100万円となったものの、売上高は期初の想定を下回る形で前年を下回った。
工作機械事業を中心に売上減少の影響を受けたが、原価低減や販売管理費の圧縮、為替影響の管理などにより損失を大幅に圧縮。持分法投資利益の計上なども寄与した。
■セグメント別動向
工作機械事業(主力):売上高は前年同期比9.0%減の112億1,500万円、営業損失は1億5,600万円(前年同期は2億円の損失)と赤字幅を縮小させた。国内受注が21.9%増加した一方、外需は減少。外需比率は37.1%となった。
IT関連製造装置事業:売上高は3.2%減の13億3,800万円ながら、営業利益は7,700万円と前年比143.2%増と大幅増益。既存顧客との関係強化と価格交渉、VE提案が奏功した。
自動車部品加工事業:売上高は7.5%減の1億6,800万円、営業利益は1,400万円(同60.7%増)と小幅ながら増益を確保した。
地域別では、アジア向け売上が増加した一方、国内・北米・欧州が減少した。
■2027年3月期業績予想
同社は2027年3月期について、売上高148億400万円(前期比16.4%増)、営業利益1億5,100万円、経常利益1億7,900万円、親会社株主に帰属する当期純利益1億3,300万円、1株当たり純利益12円37銭を見込んでいる。
工作機械事業の営業・生産体制強化(営業本部・生産本部の新設)やIT関連製造装置事業の新規開拓、「中期計画2027」の実行深化により、回復軌道への回帰を目指す方針。