UACJ、米国TAAローガン工場に約199億円投資、熱間圧延能力を増強し缶材供給体制を強化

UACJ (東京都港区)は5月28日、子会社のトライアローズ・アルミニウム(Tri-Arrows Aluminum Inc.、TAA)が運営する米国・ローガン工場(ケンタッキー州ラッセルビル)において、熱間圧延工程を中心とした設備投資を実施すると発表した。投資額は1億3,000万ドル(約199億円)で、2029年度の稼働開始を予定する。年間約5万4,000トンの生産能力増強を図り、北米市場で拡大するアルミ缶材需要への対応力を高める。

今回の投資では、熱間圧延機の能力向上に加え、仕上げ工程としてスリッターラインや梱包・出荷ラインなどを新設する。これにより、工程全体のボトルネックを解消し、生産体制の効率化と安定供給体制の強化を進める。

北米の缶材市場は、脱プラスチック化の進展を背景に需要拡大が続いており、今後も年率約3%の成長が見込まれている。UACJはこうした市場環境を踏まえ、旺盛な需要に対応するため、熱間圧延工程の能力増強が重要課題になっていたとしている。

同社は、今回の設備投資により、現地で長年築いてきた雇用や地域社会への貢献を維持・発展させながら、北米事業の持続的成長につなげる方針。

■プロジェクト概要
所在地:ローガン工場(米国ケンタッキー州ラッセルビル)敷地内
投資内容:熱間圧延能力向上、仕上能力向上(スリッターライン、梱包・出荷ライン等新設)
投資金額:1億3,000万ドル(約199億円、1ドル=153円換算)
稼働開始予定:2029年度
増産能力:年間約54,000トン

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