リープヘル、電動ホイールローダなどをIFAT 2026に出展、10万台記念機も披露

リープヘル(Liebherr):2026年5月4日

リープヘルは5月4日、ドイツ・ミュンヘンで開催される環境関連見本市「イファット(IFAT)」2026において、バッテリー電動式ホイールローダ「L 507 E」と中型ホイールローダ「L 546」を出展すると発表した。あわせて、累計生産10万台を記念した特別仕様機「L 550 XPower」も屋外展示エリアで公開する。

今回の展示の中核となるL 507 Eは、同社初の電動ホイールローダで、従来のステレオローダの特長を維持しながら、独自開発のバッテリー電動駆動を採用したモデル。稼働時のCO₂排出がなく、騒音も低減されているため、市街地のリサイクル施設や屋内作業など、環境負荷や作業環境に配慮が求められる用途に適している。

同機は、同クラスのディーゼル機と同等の性能を確保しつつ、高電圧バッテリーシステムにより高出力と効率的な充電を実現。稼働時間は条件により最大8時間で、オプションとしてリチウムイオン電池の追加搭載も可能。充電時間は仕様により約1.5~3時間としている。

走行性能では、標準仕様で最高速度20km/h、「スピーダー(Speeder)」仕様では最大30km/hに対応。減速時や下り坂でのエネルギーを回収する回生機能も備え、効率性を高めている。

また、同機は従来の「L 507」ステレオローダをベースとしており、前後の操舵を組み合わせたステレオステアリングを採用。最小回転半径の実現とともに、関節角度を30度に抑え、安定性を向上させている。さらに、同社独自の関節式ペンデュラムジョイントにより、不整地でも高い走行安定性を確保する。

一方、中型機「L 546」は、第8世代シリーズに属し、Zバーリンク機構(Zキネマティクス)を採用した強力なリフトアームが特長。高い掘起力・保持力・引き込み力を発揮し、リサイクル用途などでの大型アタッチメント装着時にも高効率な作業を可能にする。ハイリフト仕様では作業範囲が拡大し、高側板トラックや廃棄物コンテナへの積み込みにも対応する。

アタッチメント交換については、視認性を高めたクイックカプラや全自動式「ソリッドリンク(Solidlink)」を用意し、運転席からボタン操作で機械式・油圧式アタッチメントの切り替えが可能。作業効率向上と安全性確保に寄与する。

さらに、安全面では、人物検知機能付きブレーキアシストや360度カメラシステム「スカイビュー360(Skyview 360°)」などのインテリジェント支援システムを搭載。潜在的な危険を早期に検知し、視覚・聴覚による警告を行う。

加えて、今回の展示では、累計生産10万台を記念する特別機「L 550 XPower」も披露される。特別なダークブルー塗装と専用デカールを施した同機は、ドイツの環境サービス企業ストーク・ウムヴェルトディーンステ(STORK Umweltdienste GmbH)に納入されたもので、30年以上にわたる顧客との協力関係を象徴するモデルとなっている。

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