コマツヨーロッパ(Komatsu Europe International N.V. ):2026年4月30日
コマツヨーロッパは4月30日、日本市場で展開している電動マイクロショベル「PC01E-2」と「PC05E-1」について、欧州市場での市場・技術評価を目的とした試験導入を開始したと発表した。
今回の取り組みは、欧州市場における技術的課題や地域ニーズ、製品適合性を検証し、電動マイクロショベルの適用可能性を見極めることを狙いとする。
両機は欧州において2つの点で新規性を持つ。第一に、このクラスの電動ショベルはこれまで欧州で提供されていなかったこと、第二に、同クラスで交換式バッテリー技術を採用した機種が存在しなかった点である。
PC01E-2は車両重量330kg、全幅580mm、PC05E-1は同520kg、全幅690mmといずれも極めてコンパクトな設計で、標準的な貨物用エレベーターへの搭載が可能。これにより、建物内部や地下空間、屋内改修現場、都市部の狭隘空間、アクセス制限のある現場など、新たな作業領域での活用が見込まれる。
動力源には、ホンダ(Honda)の可搬式バッテリー「モバイルパワーパックe:(Mobile Power Pack e:)」および電動パワーユニット「eGX」を採用。交換式バッテリーにより10分以内での交換が可能で、充電待機時間を解消する。充電は一般家庭用電源に対応しており、専用インフラを必要としない点も特徴だ。
また、排ガスや排熱を発生せず、現場でのCO2排出ゼロを実現。騒音も低減されており、都市部や稼働中の建物内、騒音規制のある現場などでも使用しやすい作業環境を提供する。
PC05E-1は標準で油圧取り出し口を備え、各種油圧ハンドツールの使用が可能で、用途の拡張性も高めている。
コマツヨーロッパのユーティリティ部門グループマネージャーであるエマヌエーレ・ヴィエル(Emanuele Viel)氏は、「両機は日本市場で高い評価を得ており、欧州での市場評価を開始できることを喜ばしく思う。顧客や販売代理店とともに、これまで欧州市場にはなかった新たな可能性を見出していきたい」とコメントした。
なお、現時点では欧州市場への正式投入は未定としている。
■コマツの概要
コマツ(Komatsu)は、建設機械、フォークリフト、鉱山機械、産業機械、林業機械向けの設備・技術・サービスを提供する世界有数のメーカー。100年以上にわたり、インフラ整備や資源開発、森林管理などの分野でグローバルに事業を展開している。データとテクノロジーを活用したサービスネットワークにより、安全性・生産性の向上と顧客価値の最大化を支援している。
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