ヤンマーCE EMEA(Yanmar Compact Equipment EMEA):2026年4月29日
ヤンマーCE EMEAは、0〜2トンクラス向けの新型ミニショベル「SV10」を発売した。狭小環境での作業性と操作性を重視した次世代モデルで、建設・都市インフラ、レンタル、造園・公共分野など幅広い用途に対応する。
同機は、急成長する0〜2トンクラス市場をターゲットに開発された。同セグメントは建設機械市場の約39%を占めており、特に建設業者やレンタル事業者からの需要拡大が続いている。SV10は、精密な操作性、扱いやすさ、信頼性の高い性能を軸に、こうした市場ニーズに応える。
■狭小環境での高い機動性
SV10の最大の特徴は優れたコンパクト性にある。最小幅740mmの車体は標準的なドア幅を通過可能で、屋内や都市部の狭い現場でも容易に作業できる。可変式アンダーキャリッジにより最大990mmまで拡張でき、作業時の安定性も確保する。
また、小旋回設計とブームスイング60度の組み合わせにより、制約の多い現場でも高い位置決め精度を発揮する。屋内改修や解体、都市土木など、精度と低影響が求められる作業に適する。
■小型ながら実用性能を確保
コンパクトな車体ながら、ヤンマー製ディーゼルエンジン「3TNV70」を搭載し、定格出力9.2kWを発揮。掘削力はアーム5.2kN、バケット7.6kN、最大掘削深さは1,800mmと、実用十分な性能を備える。
各種アタッチメントに対応し、溝掘り、造園、軽解体、ユーティリティ工事など多様な用途に対応可能。施工内容が多様な現場を抱える事業者や、稼働率向上を図るレンタル用途にも適している。
■操作性と安全性を向上
操作性の向上にも注力し、サイドレバーの配置見直しや直感的な操作系を採用。経験の浅いオペレーターでも扱いやすく、特にレンタル用途での利便性を高めた。
安全面ではROPS(転倒時保護構造)を装備し、安心して長時間作業できる設計とした。
■輸送性・整備性で稼働効率を向上
運転質量1,055kg、輸送質量1,180kgと軽量で、現場間の移動や設置が容易。作業効率の向上に寄与する。
整備面ではチルト式エンジンフードを採用し、主要部品へのアクセス性を改善。メンテナンス時間の短縮と稼働率向上を実現する。ヤンマーの実績あるエンジン信頼性と合わせ、ライフサイクルコスト低減にも配慮した。
■欧州展示会で披露
SV10は、スペイン・サラゴサで開催された「SMOPYC 2026」(4月15〜18日)で初披露されたほか、イタリア・ヴェローナで開催される建機見本市「SaMoTer 2026」(5月6〜9日)にも出展予定。ヤンマーはホール7(ブースC8-C10)で最新のコンパクト機ラインアップの一つとして紹介する。
■超小型ショベルの新基準へ
同機はヤンマーのコーポレートカラー「プレミアムレッド」を採用し、顧客ニーズに基づく設計思想を体現したモデルと位置付けられる。機動性、信頼性、汎用性を兼ね備え、超小型ショベル分野における新たなベンチマークを提示する。
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