キャタピラー(Caterpillar Inc.):2026年10月7日
キャタピラーは10月7日、狭い作業空間での使用に対応した小型ユーティリティローダー「Cat TUL100」を発表した。定格作業能力は454kg超で、限られたスペースでも高い作業性能と信頼性、耐久性を発揮する。機体幅は907mmと1,054mmの仕様を用意し、現場の条件に応じた機動性と安定性を提供する。
同機は、大型機と同じ設計・品質基準に基づいて開発。幅の異なる仕様に加え、アタッチメントの接続方式として「Common Industry Interface(CII)」と「Narrow Skid Steer Loader(NSSL)」の2種類を設定し、幅広いアタッチメントに対応する。これにより、さまざまな業種や作業条件における柔軟な運用を可能にする。
油圧システムは、最大流量60L/min、圧力21,001kPaの性能を備える。補助油圧回路は連続流量に対応し、補助ツールの連続運転を可能にするほか、アタッチメントに供給する作動油の流量を調整できる。
エンジンには、米国環境保護庁(EPA)のTier 4 Final排出ガス基準に適合するCat C1.1ターボディーゼルエンジンを搭載。排出ガス後処理装置を必要としない設計とした。
■主な特長
・定格作業能力:454kg超
・機体幅:907mm仕様、1,054mm仕様
・油圧システム:流量60L/min、圧力21,001kPa
・エンジン:Cat C1.1ターボディーゼル
・排出ガス基準:米国EPA Tier 4 Final適合
・補助油圧:連続流量機能、流量調整機能を搭載
・走行制御:S型、C型の操舵パターンを選択可能
・カウンターウエイト:機体バランス調整用キットを用意
・アタッチメント:幅広いCat製品群に対応
■操作性とメンテナンス性
操作系は、オペレーターの経験や作業内容に応じて設定できる。4.2インチ(107mm)のカラー液晶ディスプレーを搭載し、走行や作業装置の応答性を細かく調整できる。表示言語は32種類に対応し、最大50件のオペレーター用セキュリティコードを登録できる。各オペレーターの設定を保存することで、複数人での使用にも対応する。
操作レバーには親指で操作できるローラーを備え、補助油圧の流量調整を容易にした。また、2速走行機能による移動速度の向上や、操作レバーを大きく動かしても最高走行速度を抑えられるクリープ制御機能を搭載する。
オペレーターが乗降時に手を掛けられるよう、運転位置上部にグリップを設置。操作部の足元には人間工学に基づいたクッション付きマットを採用した。
整備面では、側面パネルと車体下部のプレートを取り外せる構造とし、清掃やメンテナンスへのアクセス性を高めた。また、傾斜地や不整地での履帯の脱落を抑える3フランジ式アイドラーを採用している。
同機の詳細は、キャタピラーの販売代理店または公式ウェブサイトで確認できる。
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