荏原製作所は10月27日、大阪府から寝屋川流域下水道の萱島ポンプ場(大阪府寝屋川市)における雨水ポンプ設備の更新工事を受注したと発表した。ポンプ場の大型ポンプへの更新により排水能力を向上させるとともに、予備機化によって設備の信頼性を高め、豪雨による浸水被害のリスク低減を図る。
寝屋川流域は大阪府東部に位置し、周辺の河川より地盤が低いため、雨水がたまりやすい地域である。都市化の進展に伴い住宅が密集しており、近年増加する大雨などによる浸水被害への対策が課題となっている。
大阪府の流域下水道事業では、豪雨の頻発化や降水量の増加に備え、施設の稼働信頼性を高める「予備機化」を進めている。ポンプの排水能力を増強することで、一部のポンプが稼働できない場合でも、ポンプ場全体として必要な排水量を確保できる体制を整備する。
今回の工事では、萱島ポンプ場に設置されている雨水ポンプ全4台のうち2台を更新する。採用するのは、口径1,500mmの立軸斜流ポンプ「1500VZGE型」で、吐出量は毎分418.6m³、全揚程は14.7m。大型ポンプへの更新によって排水能力を高め、施設全体の信頼性向上につなげる。
工事場所は大阪府寝屋川市東神田町地内。工事期間は2026年9月4日~2029年6月29日。
■プロジェクト概要
・工事名称:寝屋川流域下水道 萱島ポンプ場設備更新工事
・施工場所:大阪府寝屋川市東神田町地内
・工事内容:雨水ポンプ設備の更新
・更新台数:2台(既設ポンプ全4台のうち)
・ポンプ形式:立軸斜流ポンプ(1500VZGE型)
・ポンプ口径:1,500mm
・吐出量:418.6m³/min
・全揚程:14.7m
・工事期間:2026年9月4日~2029年6月29日
・発注者:大阪府
・受注者:荏原製作所
荏原製作所は、雨水排水機場向けポンプで国内トップクラスの納入実績を持ち、新設に加え、既設設備の更新や改造工事にも取り組んでいる。同社は長期ビジョン「E-Vision2035」に基づき、安全・安心な社会インフラの構築や持続可能な社会の実現への貢献を目指す。