神戸製鋼、インドのKPCLと非汎用圧縮機事業で戦略的協業を検討

神戸製鋼所は10月27日、インドの圧縮機メーカー、キルロスカ・ニューマチック(Kirloskar Pneumatic Company Limited:KPCL)と、インド市場における非汎用圧縮機事業の戦略的協業に向けた検討を進めるための覚書(MOU)を締結したと発表した。石油・ガスや石油化学分野を中心に、水素・アンモニアなどカーボンニュートラル分野も視野に入れ、市場成長が続くインドでの事業基盤強化を目指す。
インドでは高い経済成長を背景に、消費財やエネルギー分野を中心に需要拡大が続いている。特に石油・ガス、石油化学分野では政府・民間双方による大型投資計画が継続しており、今後も堅調な市場成長が見込まれている。

神戸製鋼は、非汎用圧縮機事業の重点分野である石油・ガス、石油化学に加え、水素・アンモニア関連でもインドで複数の大型プロジェクトが計画されていることから、早期段階で需要を取り込むことで、機器販売だけでなくアフターサービスや保守・更新需要を含めた事業拡大につなげる考えだ。

一方、KPCLはインド有数の産業グループであるキルロスカ・グループ(Kirloskar Group)の中核企業で、圧縮機・冷凍機事業を展開する。国営企業から大手民間企業まで幅広い顧客基盤を持ち、設計・調達・製造から圧縮機ユニットの組立、現地引き渡しまでを一貫して担うプロジェクトマネジメント機能を備えている。

神戸製鋼は、レシプロ圧縮機、遠心圧縮機、スクリュ圧縮機など非汎用圧縮機分野で培った技術力を強みとしており、KPCLが持つ顧客基盤や販売ネットワーク、現地調達・生産力と組み合わせることで、インド市場での競争力向上を図る。

今後は、石油・ガスや石油化学分野を中心に事業拡大を進めるとともに、水素・アンモニアなどカーボンニュートラル分野での新たな事業機会の創出も検討する。

■KPCLの概要
KPCLは1888年創業のキルロスカ・グループの主要企業の一つで、圧縮機・冷凍機事業を担う。石油・ガス、石油化学、製鉄、化学、電力など幅広い産業分野向けに事業を展開し、設計・エンジニアリングから調達、製造、パッケージング、アフターサービスまで一貫した体制を構築している。

・会社名:キルロスカ・ニューマチック(Kirloskar Pneumatic Company Limited)
・本社所在地:マハラシュトラ州プネ(Pune)
・代表者:アマン・キルロスカ(Aman Kirloskar)マネージングディレクター
・事業内容:圧縮機、冷凍機、ガス圧縮パッケージおよび関連システムの設計・製造・販売・サービス

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