TDK、信濃川テクノ工場に約1000億円投資、フィジカルAI向け高性能磁気センサの開発・量産体制を強化

TDK(東京都中央区)は10月30日、主にフィジカルAI向けの高性能磁気センサ(TMRセンサ)の開発強化と本格的な量産体制を構築するため、信濃川テクノ工場(新潟県小千谷市)に約1000億円の戦略投資を行うと発表した。

同社は今年6月、新潟県小千谷市に「TDK信濃川テクノ工場」を新設した。今回の大型投資により、省スペース・低消費電力で、次世代パワー半導体に対応した高速応答などの高性能を実現する新しいTMRセンサの開発を加速。独自のパッケージング技術と組み合わせた高付加価値製品を世界市場に展開する。

近年、AI技術の普及はロボティクスやスマートインフラ、自動化システムなどの「フィジカルAI」領域へ急速に広がっている。これにより現実世界のデータを高精度かつリアルタイムに取得するセンサの重要性が高まり、センサを含むAIエコシステム市場は中長期的に拡大が見込まれる。今回の投資は、こうした需要に対応するとともに、国内関連産業や地元経済の活性化にも貢献する狙いだ。

■TDK信濃川テクノ工場の概要 ・工場名:TDK信濃川テクノ工場

・所在地:新潟県小千谷市大字千谷字小嶋甲3000番地

・敷地面積(建屋面積):173,335㎡(132,075㎡)

・主な事業内容:磁気センサ(TMRセンサ)製品の生産

・稼働開始時期(予定):2029年中

※TMR:トンネル磁気抵抗効果

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