日立建機、重機ファンコミュニティ「重機ファンダム」が2026年度グッドデザイン賞を受賞

・人手不足課題に対し、重機の魅力発信で若年層の関心喚起と人材裾野拡大に取り組んだ点が評価

・製品ではなくコミュニティとし
ての受賞は日立建機グループ初

日立建機は10月15日、同社が運営する重機ファンコミュニティ「重機ファンダム」が2026年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したと発表した。

「重機ファンダム」は、「誰かの『好き』が、誇りに変わり社会を支える」というビジョンのもと、「重機は愛されている」という世界観を広め、重機を好きな人を増やすことで建設業の持続的発展に貢献する活動。2022年度の社内ビジネスコンテスト「KENKI BUSINESS CHALLENGE」で採択され、2024年度からの検証期間を経て、2025年6月にサステナビリティ活動として正式運用を開始した。2026年9月末時点で会員数は1,920名を超え、オンラインコミュニティサイトでの交流に加え、共創イベントを2年間で71回開催するなど、業界横断での交流と発信の機会を拡大している。

今回の受賞では、国内建設業界が抱える人手不足という課題に対し、重機の魅力を伝えて若い世代の関心を喚起し、将来的な人材確保につながる裾野の拡大に取り組んだ点が評価された。日立建機グループとしては1984年から通算30回以上の受賞歴があるが、製品ではなくコミュニティが受賞するのは今回が初めてとなる。

審査員による評価コメントでは、「建設機械という産業を、企業が社会に一方向に説明するのではなく、そこにすでに存在していた『好き』という感情や文化を起点に、ファン、現場で働く人、企業が出会う場をつくった点を評価した。特に、特定企業のファンを囲い込むのではなく、企業や業種の境界を越えて参加でき、参加者自身がイベントや同人誌、動画などの企画・発信にも関わることで、コミュニティの中から新たな活動が生まれる仕組みとしている点が興味深い。また、普段は社会から見えにくい、建設機械に関わる多様な仕事やそこで働く人々の経験を、産業内部の価値にとどめず『文化』として社会にひらいていることにも意義がある」と指摘している。人材不足への効果については今後の検証を待ちつつ、企業によるPRを越えて、産業に関わる人と社会との関係を長期的に育てる共創の基盤として、さらに自律的に発展していくことを期待する内容となっている。

日立建機は油圧ショベル、ホイールローダ、道路機械、鉱山機械などの開発・製造・販売・サービスをグローバルで展開する建設機械メーカー。新車販売に加え、部品・サービス、再生、レンタル、中古車のバリューチェーン事業を拡大し、ソリューションプロバイダーとして成長を続けている。世界に約2万5,000人の従業員を擁し、2025年度(2026年3月期)の連結売上収益は1兆4,055億円、海外売上収益比率は84%。なお、同社は2027年4月1日付で商号を「ランドクロス株式会社」、コーポレートブランドを「LANDCROS」に変更する予定。

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