コマツは10月15日、新世代油圧ショベル「PC138USi-12」とアーティキュレートダンプトラック「HM460-6」が、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2026年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。同社のグッドデザイン賞受賞は6年連続。HM460-6は審査委員が選ぶ企画展示「私の選んだ一品 2026」にも選定された。
両機種は、「製品に関わるすべての人々を応援するものでありたい」という同社のデザインフィロソフィーに基づき、安全性・快適性・使いやすさを追求しつつ、人と技術のより良い関係を具現化するデザインを目指して開発された。
PC138USi-12は、都市工事向け油圧ショベルとして長年進化を重ねてきた機種の完成度をさらに高めるため、現場で働く人の視点から細部までデザインを見直した。快適性を向上させた新キャビンやコンパクトな車体レイアウトに加え、各種センサーやライティングシステムを車体に自然に統合することで、安全性と使いやすさを高めた。
審査委員による評価コメントでは、「成熟した都市工事用油圧ショベルに、これ以上どのような更新が可能なのか。本製品はその問いに、派手な変化ではなく、現場で働く人の視点から細部を一つひとつ改善することで答えている。キャビンを広げて操作時の快適性を高めながら、後方部分の形状や重量バランスを見直し、都市部でも扱いやすいコンパクトな車体を実現した。さらに各種センサーや照明を車体に自然に統合し、周囲の人への安全性にも配慮している。長年改良されてきた王道の建設機械だからこそ、従来の完成度を尊重しながら着実に進化させた、成熟した工業製品ならではの優れたリデザインである」と評価された。
一方、HM460-6は、オペレーターの安全性と快適性を重視し、キャビン周りを中心にデザインを全面刷新した。視界性能を高めるキャビン設計や先進技術の統合により安全性と作業性を向上させ、優れた性能にふさわしい力強さと品格を備えたデザインを追求している。
審査委員の評価コメントでは、「不整地での土砂運搬を担う大型のアーティキュレートダンプトラックであるが、徹底して人を中心に据えたものづくりの姿勢がうかがえるデザインを高く評価した。優れた性能に見合う力強さと端正さを感じさせるプロポーションは、生産財でありながら使用者が誇りを持てる品質を獲得しており、操縦席周りのデザインでは、使用者のストレスを減らすために、根本から細部に至るまでデザインを一新している。各ピラーの形状最適化により、転倒時などの安全性を確保しながら、前方死角面積を43%低減するなど、視界の向上は特筆すべきものがあり、拡大されたグラスエリアは、LED化した灯火類とも相まって、先進的な印象を与えることにも成功している」と指摘された。
なお、「私の選んだ一品 2026」では、HM460-6のパネル展示が10月31日(土)から11月13日(金)まで、GOOD DESIGN Marunouchi(東京都千代田区丸の内)で行われる。
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