・設備改造不要で振動・温度をリアルタイム監視、予知保全と省人化を支援
NTNは10月14日、軸受内部にセンサーや無線通信機能を搭載したセンシング機能付き軸受「しゃべる軸受®」について、商品化に向けた検証を進めていると発表した。既存設備の軸受を置き換えるだけで状態監視が可能で、製造業やプラント関連企業での評価を通じて有効性を確認。早期の商品化を目指す。
「しゃべる軸受®」は、振動・温度・回転速度センサー、発電機、無線通信デバイスを内蔵。標準軸受と同等サイズで配線不要のため、設備改造なしで導入できる。軸受や設備の振動、内部温度をリアルタイムに取得し、異常の兆候を早期に把握することで、設備停止リスクの低減や保全業務の効率化・省人化に貢献する。
2022年の開発発表以降、顧客評価を基に改良を重ね、対応サイズを軸受外径90〜160mmに拡大。耐熱性能を100℃まで向上させ、データ収集デバイスの開発や複数設備の同時・遠隔監視機能も強化した。
テストマーケティングではモーター、ポンプ、ファン、ギヤボックスなどで評価を実施。「既存設備に容易に適用できる」「状態監視データを手軽に取得・活用できる」との声が寄せられている。一部ではオーバーホール周期を2倍以上に延長し、年間保全費用を半分以下に削減した事例も確認された。
NTNは「しゃべる軸受®」をはじめとする状態監視ソリューションの拡充を通じ、「機械を止めない」製造現場の実現と生産性向上に貢献していく方針。
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