ユングハインリッヒ、ハンガリー・デブレツェンに6万コンテナ超の自動倉庫を導入

ユングハインリッヒ(Jungheinrich):2026年10月13日

ユングハインリッヒは10月13日、ハンガリーの電気・建設関連製品販売大手ミックスビル(Mixvill Villamossági Kereskedőház)がデブレツェンに新設する物流センターの自動化を受注したと発表した。6万コンテナ超を収容する自動小物部品倉庫をはじめ、ラック、搬送機器、倉庫管理システム(WMS)まで、マテリアルハンドリング設備一式を一括で供給する。

ミックスビルは、電気関連製品や建設関連製品を卸売・小売の両方で取り扱っている。既存の倉庫物流が処理能力の限界に達し、各エリアの業務プロセスの見直しが必要となったことから、新物流センターの建設を計画した。新施設では、分散していた業務プロセスを1カ所に集約・標準化し、今後の事業拡大に対応できる物流基盤を整備する。

自動小物部品倉庫は、約1,500㎡の面積に4通路を設け、高さは14.5m。各通路に1台ずつスタッカークレーンを配置し、コンテナの入出庫を自動化する。稼働は週5日、2交代制を予定している。

■設備・ソフトウェアを一括供給

ユングハインリッヒは、ラック構造体、スタッカークレーン、作業ステーションを含むコンベヤシステムに加え、制御技術や可視化システムまで一括供給する。コンベヤシステムは、入荷ステーション、出荷エリア、B2C(消費者向け電子商取引)注文専用の作業ステーションを倉庫と接続する。倉庫管理システム(WMS)により、在庫と注文を管理する。

■狭通路・パレット・長尺物に対応

自動倉庫に加え、手動運用エリアには狭通路ラック、パレットラック、長尺物用のカンチレバーラックを設置する。ラックと産業車両もユングハインリッヒが供給する。

狭通路エリアでは、狭通路用フォークリフト「EKX 516」2台を使用し、パレットラックエリアではリーチトラック「ETV 316i」2台を運用する。長尺物用のカンチレバーラックには、多方向リーチトラック「ETV Q25」を導入する。同車両は全輪操舵により、最長8mの長尺物を狭い通路内で取り扱うことができる。さらに、各エリア間の搬送には電動パレットトラック「ERE 120i」5台を使用する。

ミックスビルのイシュトバーン・ベシェニCEOは「デブレツェンでは物流をゼロから再構築する。コンテナに収納する小物部品からパレット貨物、長尺物まで幅広い製品を扱うため、製品群ごとに適した保管技術を採用しながら、全体として一体化した物流システムを構築する必要がある。1年以上にわたる共同計画を経て、ユングハインリッヒがすべての設備を一括供給できることが決め手となった」とコメントした。

ユングハインリッヒの国際営業プロジェクトマネジャー、ベンジャミン・バハラム(Benjamin Bahram)氏は「顧客の要件に合わせた一体型システムを提供する。自動小物部品倉庫、手動保管エリア、コンベヤシステム、ソフトウェアを当初から一体的に設計した。ミックスビルは卸売事業と一般顧客向け事業の双方に対応し、さらなる成長の余地を確保できる物流基盤を手にする」と述べた。

システムの稼働開始は2027年末を予定している。

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