タダノ、2026年度ビーチクリーン活動を実施、香川で100kgのごみを回収

タダノは10月14日、水資源・海洋保全の一環として2026年度の「ビーチクリーン活動」を実施したと発表した。

同社は香川県内に6か所の工場・試験場を有し、ほとんどが瀬戸内海に面しているほか、製品の一部を船便で輸送していることから、事業活動と海洋環境は密接な関係にあると位置づけ、水資源・海洋保全に取り組んでいる。SDGsゴール14「海の豊かさを守ろう」への貢献を目的に、2021年度から継続しているビーチクリーン活動は、社員の環境意識を高める機会として定着。海岸清掃を通じてごみの量・種類や海への流入経路に関心を持ち、「まずは知ること、学ぶこと」から行動を始める姿勢を大切にしている。

2026年10月4日、香西工場西側の海岸沿いで同活動を実施した。タダノ労働組合との連携に加え、一般社団法人かがわ里海ガイド協会(Kagawa Satoumi Guide Association)の協力のもと、社員とその家族あわせて46名が参加した。これまでの活動では主に砂浜の清掃を行っていたが、今回は堤防を越えて消波ブロック(テトラポッド)まで降り、隙間に漂着したごみの回収に取り組んだ。大雨の中でも参加者一人ひとりが熱心に活動し、約30分間の清掃で100kgのごみを回収した。

清掃後の昼食では、未利用魚や市場に出回りにくい地域食材など「クセのある」食材を積極的に活用した「クセモノズ」(Kusemonoz)の弁当を提供。フードロス削減と地域資源の価値向上につなげた取り組みだ。

昼食後には海ごみ講座を開催。経験豊富な講師による解説に加え、資料や動画を用いた説明、マイクロプラスチックの仕分け体験などを通じて、海ごみが環境へ及ぼす影響について理解を深めた。講座では、ごみが劣化してマイクロプラスチックになる前に回収することが環境負荷の低減につながることを学んだ。今回の活動は海洋環境の保全に貢献するとともに、参加者一人ひとりが環境問題について考える貴重な機会となった。

同社グループではこのほか、製品塗装に有機溶剤を使用しているため、環境負荷低減を目的に日本の各工場で湿式塗装ブースを採用し、排水を公共水域に放出しない管理を原則としている。大気汚染防止法、水質汚濁防止法、土壌汚染対策法など関連法規を順守し、従業員の安全・健康管理についても労働安全衛生法に則った対策を講じている。雨水についても、油分などの流出リスクに対応するため、油水分離層の設置や定期点検などきめ細かな排水管理を実施している。

タダノは今後もビーチクリーン活動を継続し、事業活動と環境保全の両立を目指して、地域社会との連携のもと持続可能な社会づくりに貢献していくとしている。

ニュースリリース