・標準的なソリューションでは対応できない場合
ボッシュ・レックスロス(Bosch Rexroth):2026年7月13日
・工作機械・ロボティクス・医療機器・半導体製造・マテリアルハンドリング分野向けにボールねじ・遊星ローラねじとカスタム加工を組み合わせて提供
・顧客仕様のねじ、ナット、コーティング、および事前組み立てユニットによる効率的なソリューションを提供
・個別の要求事項や使用環境に応じて最適化
・設計選定・組み立て・調達・サービスをワンストップで提供
ロボティクス、医療機器、半導体製造、工作機械、マテリアルハンドリングの各分野において、用途特化型のねじ駆動装置へのニーズが高まっている。案件によって重視されるポイントは異なり、動特性やコンパクト性、安全性が求められる場合もあれば、防食性、温度管理、真空対応が求められる場合もある。ボッシュ・レックスロスは、豊富なラインアップを誇る標準ボールねじ・遊星ローラねじに工場出荷時のカスタム加工を組み合わせることで、業界特化型の機械・設備の製造を簡素化している。
多くのアプリケーションでは、サイクルタイムの短縮、高精度化、省スペース化、そして過酷な使用環境への対応が同時に求められており、しかもコストと納期の制約の中でそれを実現しなければならない。
ボッシュ・レックスロスは、標準部品をベースとした工場出荷時オーダーメイドソリューションによってこれに応える。ラインアップには、コーティング、特殊長さ、顧客仕様に基づく機械加工に加え、複合ねじ、特殊ナット、事前組み立てユニットなどが含まれ、ユーザーは複雑な特注設計を自社で開発する手間から解放される。
このサービスにより、機械・設備メーカーは、CADデータや充実したドキュメントを含め、実用的なソリューションをより迅速かつ予測可能なコストで入手できるようになる。以下にその具体例を紹介する。
工作機械をはじめとする高精度用途向けには、ボッシュ・レックスロスは深穴加工とロータリーブッシュを備えた温度制御可能なねじを提供し、冷却ラインの組み込みを可能にしている。後付け可能な温度制御機能により、初品からより高いプロセス安定性と部品精度を実現できる。また、板金成形用
サーボプレスについては、あらかじめ端部軸受を組み付けた完成ソリューションを提供することで、設計・組み立てにかかる工数とコストを削減している。
ロボティクス分野では、機械システムへの組み込みが容易な、コンパクトかつ高動特性のソリューションが求められる。例えばロボット溶接ガン向けには、ピニオン駆動用の外歯を備えた特殊ナットを採用し、顧客固有の動作条件や取り付け条件を直接反映できるようにしている。
医療機器分野では、患者の安全を確保するうえで部品の落下防止が重要な要件となる。X線管球やCTスキャナーなどの機器では、緊急時にも確実な保持を実現する落下防止ナット(アレスタナット)が採用されている。
半導体製造分野では、ねじ駆動装置は過酷な使用環境下での稼働を求められる。特殊コーティング、特殊材料、そして偏向システムを備えたナットにより、高温環境、真空環境、さらには高動特性用途での使用が可能となる。また**光学機器業界でも、不要な光の反射を防ぐため、マット仕上げのシルバーまたはブラッククロムメッキ仕様が採用されている。
マテリアルハンドリング(イントラロジスティクス)分野の特殊要求に対しては、右ねじと左ねじを組み合わせた仕様で対応している。この改良型ねじソリューションは、フォークリフトや無人搬送車(AGV)においてフォークの間隔をパレットの種類に応じて調整する用途に使用されている。
このように標準ソリューションに高度な特性・機能を追加していくアプローチにより、極めて複雑な業界要求であっても効率的かつ経済的に実現することが可能となる。また、リニアモーションテクノロジーセレクター(Linear Motion Technology Selector)などのデジタルツールが選定・設計プロセスをさらに加速し、顧客仕様へのカスタマイズを行ううえで優れた基盤を提供している。
■ボッシュ・レックスロス(Bosch Rexroth)について
ボッシュ・レックスロスは、駆動・制御技術分野で世界をリードするサプライヤーの一社として、あらゆる規模の機械・設備における効率的で高出力かつ安全な運動制御を実現している。同社は、モバイルアプリケーションおよび産業用アプリケーション、ならびにファクトリーオートメーションという市場セグメントにおいて、グローバルなアプリケーションノウハウを結集している。インテリジェントなコンポーネント、顧客仕様のシステムソリューション、エンジニアリング、サービスを通じて、ボッシュ・レックスロスは完全につながったアプリケーションの実現に必要な環境を構築している。同社は、油圧機器、電動駆動・制御技術、ギア技術、リニアモーション・アセンブリ技術に加え、ソフトウェアやIoT(モノのインターネット)向けインターフェースを顧客に提供している。80カ国以上に拠点を持ち、約31,900名の従業員が2025年に65億ユーロの売上高を計上した。
■ボッシュ(Bosch)について
ボッシュグループは、テクノロジーとサービスを提供する世界有数のグローバル企業である。2025年12月31日時点で全世界に約41万3,000名の従業員を擁し、2025年の売上高は910億ユーロに達した。事業はモビリティ、インダストリアルテクノロジー、コンシューマーグッズ、エナジー・アンド・ビルディングテクノロジーの4つの事業セクターで構成されている。同社は事業活動を通じて、自動化、デジタル化、電動化、そして人工知能(AI)といった普遍的なトレンドをテクノロジーによって形づくることを目指している。地域・業種にまたがる幅広い多角化が、ボッシュの革新性と強靭性を支えている。
ボッシュは、ハードウェア、ソフトウェア、サービスにおける豊富な専門知識を活用し、顧客に対して分野横断的なワンストップソリューションを提供している。また、コネクティビティと人工知能に関するノウハウを活かし、インテリジェントでユーザーフレンドリー、かつサステナブルな製品の開発・製造を進めている。「Invented for life(いのちを、想う。)」を掲げるテクノロジー企業として、ボッシュは生活の質の向上と天然資源の保護に貢献することを目指している。ボッシュグループは、ロバート・ボッシュ有限会社(Robert Bosch GmbH)と、60カ国以上に展開する約500の子会社・関連会社から構成される。販売・サービスパートナーを含めると、ボッシュの製造・エンジニアリング・販売ネットワークは世界のほぼ全ての国をカバーしている。ボッシュにとって、イノベーション創出力は今後の発展における鍵となる要素であり、研究開発部門には約82,000名の従業員が従事している。
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