・生乳需給安定化の基幹施設整備
全国農業協同組合連合会(JA全農)は7月6日、福島県郡山市で建設を進める乳製品工場「らくのう乳業」の地鎮祭が6月11日に執り行われたと発表した。新工場は2028年9月の完成を予定しており、東日本地域における生乳需給調整の中核施設として整備する。酪農家が生産した生乳を無駄なく受け入れ、安定的な流通・販売体制を構築することで、生乳需給の安定化を図る。
同工場は、全酪連、JA全農、東北生乳販売農業協同組合連合会、関東生乳販売農業協同組合連合会の共同出資により昨年10月に設立された「らくのう乳業」が整備するもの。事業主体である「東日本地域における生乳需給調整基幹施設コンソーシアム」が施主を務める。
地鎮祭には、同コンソーシアムの熊谷会長をはじめ、全酪連の隈部会長、JA全農の齊藤専務、東北生乳販連の伊藤会長、関東生乳販連の髙橋副会長らが出席し、鍬入れなどを行って工事の安全を祈願した。
新工場は、最大貯乳能力1,050t、1日当たり最大400tの生乳処理能力を備え、乳製品の製造・販売を担う。完成後は、全酪連北福岡工場(岩手県二戸市)の製造機能を移管する予定で、効率的な生乳処理と安定した商品供給体制の確立を目指す。また、市場ニーズに対応した新たな商品開発や付加価値の高い製品展開にも取り組む方針だ。
JA全農は、新会社や関係団体との連携を通じて、生乳需給調整機能と価格形成機能を強化し、今後も国内酪農の持続的な生産基盤の維持・強化を支援していくとしている。
■プロジェクト概要
- 事業名:らくのう乳業 新工場建設プロジェクト
- 所在地:福島県郡山市
- 事業主体:東日本地域における生乳需給調整基幹施設コンソーシアム
- 運営会社:らくのう乳業株式会社
- 出資者:全酪連、JA全農、東北生乳販売農業協同組合連合会、関東生乳販売農業協同組合連合会
- 完成予定:2028年9月
- 最大貯乳能力:1,050t
- 生乳処理能力:最大400t/日
- 主な事業:乳製品の製造・販売
- 主な特徴:全酪連北福岡工場の製造機能を移管し、東日本の生乳需給調整・安定供給を担う基幹施設として整備
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