・AI時代見据えた連携強化へ、蔚山の生産拠点視察や特別講演を実施
HD建機(HD Construction Equipment):2026年6月25日
HD建機は6月25日、韓国・蔚山(ウルサン)の人材開発センターで、協力会社の次世代経営者で構成する組織「HD NEXT」のネットワーキングイベントを開催した。産業環境が大きく変化する中、サプライヤーの次世代リーダーと将来戦略を共有し、中長期的なパートナーシップの強化を図ることが目的。
参加者はまず、HD現代重工業(HD Hyundai Heavy Industries)の蔚山造船所、建設機械スマートファクトリー、新産業車両工場を視察し、同社の生産体制や製造技術を確認した。その後、「AX(AI Transformation)時代のリーダーシップ」をテーマとした特別講演に参加し、AI活用が急速に進む時代に求められる経営者の役割や能力について理解を深めた。
交流会では、HD現代(HD Hyundai)のチョ・ヨンチョル(Cho Young-cheul)副会長と、カンナム・マシナリー(Kangnam Machinery)のソ・ボミン(Seo Bo-min)**CEOが祝辞を述べた。ソ氏は、HD現代重工業の次世代経営者協議会「ヒョンチョンフェ(Hyeoncheonghoe)」の代表も務めている。
チョ副会長は、「HD NEXT」という名称に込められた理念に触れ、「未来産業の変革を主導し、イノベーションと成長を促す重要な存在となってほしい。HD現代との継続的な協力関係を基盤に、韓国の製造業全体へ好影響を広げていこう」と期待を示した。
続いて、「HD NEXT」の初代会長を務めるクニョン・テック(Kunyoung Tech)のイム・ジニョン(Lim Jin-young)CEOが年間活動計画を発表。その後、HD建設機械のムン・ジェヨン(Moon Jae-young)社長との質疑応答が行われた。
質疑応答では、建設機械市場について「業界は底打ちし、回復局面へ移行しつつある」との見方が示された一方、AIやAXなど先端技術の活用による中長期的な競争力強化が不可欠との認識で一致した。
また、データセンター建設の拡大に伴う電力需要の増加を背景に、エンジン事業が今後の成長分野として重要性を増していることが共有された。これに関連し、HD建機は新設する群山エンジン工場の事業運営ロードマップについても説明した。
ムン社長は、「経営者には市場環境に応じた迅速かつ戦略的な意思決定が求められる。そのためには業界動向やタイミングを的確に見極める力が不可欠だ」と述べ、「グローバル競争力の確保には協力会社との緊密な連携が最も重要であり、今後も次世代リーダーとの対話を深め、持続的な成長基盤を築いていく」と強調した。
■HD建機(HD Construction Equipment)概要
HD建設機械は、HD現代(HD Hyundai)グループの建設機械メーカー。油圧ショベル、ホイールローダー、産業車両、エンジンなどを開発・製造・販売し、世界各地で建設・鉱山・物流分野向け製品を展開している。近年はスマートファクトリー化やAI・デジタル技術の活用を推進し、製品・生産体制の高度化を進めている。
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