コネクレーンズ(Konecranes):2026年7月2日
マテリアルハンドリング機器大手のコネクレーンズ(Konecranes)は、スペイン・ビラデカバリス(Viladecavalls)に本拠を置くクレーンサービス会社コアプサ・コントロール(Coapsa Control SL)の原子力向けおよび港湾向けサービス事業を買収したと発表した。買収額は公表していない。
今回の買収は、コネクレーンズが推進する産業向けサービス事業および港湾サービス事業の拡大戦略の一環。7月1日付で買収が完了し、スペイン国内の港湾・産業向けサービスネットワークを拡充するとともに、新たにビラデカバリス拠点を加え、経験豊富な技術チームを取り込む。
コアプサ・コントロールは1997年設立。原子力施設や港湾向けクレーンサービスを専門とし、点検、予防保全、保守サービス、修理、近代化(モダナイゼーション)などを手掛けている。年間売上高は約400万ユーロ、従業員数は約20人。
コアプサ・コントロールのオーナーであるジョルディ・カラタユド・カスタニ(Jordi Calatayud Castañ)氏とジョアン・キンタナ・カヌダス(Joan Quintana Canudas)氏は、「コネクレーンズの一員となることで、全社員が将来に向けて安心して事業を継続し、さらなる事業拡大を目指すことができる」とコメントした。
また、コネクレーンズの港湾サービス部門マネージャーであるカタリーナ・ロペス(Catarina Lopez)氏は、「今回の買収により、カタルーニャ州およびスペイン全域での事業基盤が強化される。コアプサの高度な知識と専門技術を今後も原子力・港湾分野の顧客へ提供し続けることが可能になる」と述べた。
コネクレーンズは、顧客志向と継続的な事業成長・改善を重視し、マテリアルハンドリング業界をリードしている。デジタル化や先端技術への投資を進めるとともに、脱炭素化やサーキュラーエコノミー(循環型経済)、安全性の向上に貢献するソリューションを通じて、物流・搬送工程の効率化を推進している。
コネクレーンズは世界50カ国以上で約1万6,500人を擁し、多様な産業分野にマテリアルハンドリングソリューションを提供する世界的企業。2025年のグループ売上高は42億ユーロで、株式はナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に「KCR」の銘柄コードで上場している。